万歩計
ボタンの花弁様な雪片がふわりふわりと舞い落ちて来る。 朝方からの降雪だ、始めは小さな粒の雪だったが何時の間に変わった。 3月半ばでは、暦の上では春だが、東北ではまだ冬だ。 その3月の11日では、朝の気温はまだ寒く日中でもまだまだ防寒衣は脱ぐ事は出来ない寒さだ。 あの3年前の3時前に悪夢が起きた、当市でさえも震度4の揺れ、道路の真ん中でハーザートランプを付け停車している車、停車すると地震の揺れが感じ、初めて地震をだと判明する。 あれから3年、夥しい瓦礫の山を見て、津波の恐ろしさを目の当たりに感じた。 どの番組でも震災関係だ、復興が進まない理由、人材、建材等が少ないまた高騰で請け負う会社が無い。 政府は、現場に任せていると逃げ、復興どころが衰退する。 義援金を出すと、使途不明が出て来る始末、折角の義援金が有効に生かされない。 何かお手伝いと思い、義援金だったが、今はその心境じゃない。