初乳
昨夜妻のご両親と嬉しいお酒を頂きつつ、興奮の冷めやらぬ一夜を過ごして治療所へ。 産後、お乳が出るまで赤ん坊は泣き続けるので不眠の覚悟をしていて下さいと助産師さんに言われていたのでどうだったのか気になりつつ仕事。 お昼過ぎに妻から電話があって、昨夜は少し微熱が出たけれど赤ん坊はぐっすりと眠ってくれて、今朝から初乳が出始めて一生懸命に吸っていると聞いて一安心。 子宮口がしまって上にあがるまでしばらく時間が必要らしいのですが、手前味噌ですが針治療をするととても早く、産後の経過も抜群に良いです。 産後の鬱病などは、前もって鍼灸治療や漢方治療をしておくとほとんど心配ありません。 今、母子共に順調なのですが、出産に立ち会って、いまさらながら実感するのですが母体には大きな負担がかかります。 妊娠からずーっと見守って来たのですが、しばらくは鍼灸治療で中気(からだの上中下の中心の気)を養いながら補助的に当帰芍薬散を煎じ薬に変更して経過を見守って行こうと計画しています。 と思いつつ、せっかく悪露が出てるのだから桃核承気湯あたりでちょっと悪血を下ろしておくのも良いなと迷いつつ、明日母子共に帰ってくるのだから母体の状態を診て決めればいいやってね。 また、母乳に関しては助産師さんからお母さんの食べ物について厳しく言われています。 まずは世間で母乳に良いと言われている物は一切口にしないこと。 たとえばお餅や鯉コク。ひどい目に会いますよって笑いながらだけど、こわーい目でしっかり話していただけました。 おそらく、かつて食糧事情が悪い時代においてはウナギや鯉コク、お餅などはとても良かったのだろうと思います。それが害になるほど現代は豊かなのですよね。 ついでお肉とか脂身などのようにこってりとしたもの。果物・お菓子類、特にクッキーなど。さらに乳製品などは口にしないようにとの事。 でないと乳腺炎になりやすいし、赤ん坊にまで影響が出るとの事です。お母さんの食べたものがそのまま母乳になると。 要は薄味の和食にしてください。分かりましたねっ!て、キンラリとした目で話してくださいました。 なんかね、僕が治療所で患者さんにお話してることと同じ事を話されます。 現代は飽食の時代と言われて久しいですが、食べるものはいくらだってあります。ただ好みで選ぶだけのこと。豊かな時代じゃないですか、ありがたいです。 今日は雨が降ってますが、帰りに助産院に寄って来ました。 雨がひどく降っているので、愛車バリオスも慎重に走りました。 で、今日はじめて赤ん坊をこの手で抱きました。 感涙です!! 周囲の期待通り舐めて舐め回してきました^^ 明日は妻の実家に母子共にいよいよ帰ってきます。 ほんと、心底幸せです^^ 皆様、ありがとうございます!