2005/04/15(金)12:00
鯛焼き6
デザイナーさんからもらった実寸モデルをもとに、ベリリウム銅の金型を作りました。
通常の金型作りは、NC工作機械やワイヤーカットなどで切削していき、放電加工などの処理をいくつも経た後に完成します(約1ヶ月ほど)。このベリリウム銅を使った精密鋳造金型はモデルをもとに製作できるため、時間もコストも短縮できます。
とはいっても、かなりの工程を踏まなければ製作できません。
原型(モデル)→捨て型orシリコン型→セラミック鋳型反転→
焼成1次2次→鋳型組み込み→溶解、鋳込→後処理
言い換えれば柔らかいモデルから固いモデルを製作し、そのモデルをもとに材料の銅を流し込んで固めていくという作業です。
昔はこういった型作りの業者さんがたくさんあったのですが、今ではあまり使われなくなり、相当減ってきているみたいです。(業者さんを探すのに苦労しました)
↑これが完成した型です。