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カテゴリ:ハワイ
僕がハワイに行きまくっていたのは上の子が生まれる前だから、これはもう10年以上のお話になります。
今から考えるとまるで夢の様な頃の話。 年に3度ハワイに飛んで、トータルで1ヶ月はハワイに滞在するなんて言う贅沢なコトをやってました。 飽きるほど滞在してますと、やる事も無くなって来てだんだんと常連の溜まり場みたいな所に出入りをする様になってきます。 夜になると溜まり場に行って、お店のカウンターの中に入り込んで、やってくる常連さん達とダベってる様な毎日を繰り返していました。 場所は「himewoods」と言うお店でした。 それはハイヤットリージェンシーワイキキの裏手のキングスビレッジの中にある、アジアンテイストなお土産物屋さんです。 良くガイドブックには「ハイムウッズ」なんて書いてありますが、「ヒメウッズ」が正解。 オーナーのリリアンさん(お婆さんですよ)が戦後に「姫」と言うクラブをやってたそうで、そちらを廃業してお店の女の子を使って始めたので「himewoods」なのだと聞きました。 従業員さん達はみんな元クラブの嬢だった訳ですが、私達が行っていた時代には既に相当の御歳を召されてました。 お歳ですから、足腰も相当弱っています。 ある時ですが、「ゆうき」のおばちゃんが顔面に物凄い傷を付けてお店に出勤して来ました。 何事?と聞いて見たら、すっ転んで顔面を強打したのだそうです。 鼻から額まで物凄い血と傷ですから、皆は病院に行く事を薦めました。 ところが「ゆうき」のおばちゃんは、ガンとして医者に行こうとしません。 この程度は「カズリ傷」なのだそうです。 よくよく聞いて見ると、医者に掛かって医療保険を使うと、翌年の保険料が上がってしまうので我慢するとの話でした。。 日本の自動車保険と同じですね。 だから滅多な事では医者には掛かりたくは無いのだそうです。 ですからアメリカでは日本の様に簡単な風邪なんかでは絶対に医者に掛かりません。 保険料がリスクでは無くて、所得割なのは日本の皆保険制度だけ。 高リスクグループには高い保険料を課すのは、民間の医療保険では当然の話です。 日本でも皆保険制度が崩壊したら、民間の医療保険に入るしか手は無くなります。 そうなって来ると医療保険に入れない人も大量に発生する事でしょう。 医者に掛かれないで死んで行く人も沢山出る事でしょう。 保険料を払う事が出来る人達も、病気を未然に防ぐ為に、脅迫観念に捕らわれた様にサプリメントを摂り、禁煙し、節酒をし、運動に精を出す事でしょう。 それはまさに現代のアメリカ。 それは日本が向かっている未来ですが、貧しい人達が医療の恩恵に与れない時代がすぐそこまでやって来ています。 「経済の見ざる手」の動きによって、世界に偏在している富は平準化して行きます。 貧しい国は豊かになり、豊かな国は貧しくなります。 世界の富を独占して来た日本は貧しくなるしか無いのです。 私が整体を学ぼうと考えたのは、中医がお金の掛からない医療だからです。 それは自分がこれからの日本の役に立つにはどうりたら良いか?と真剣に考えた結果です。 そしていつしか道を極める事が出来たら、それを多くの人に伝えたいと思っています。 それはあたかもパンを大きく醗酵させて、沢山の人に食べられる様にするかの如くです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月13日 23時27分52秒
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