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2006年07月02日
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カテゴリ:文明・文化
 昔はカレンダーの左端は日曜日に決まっていました。最近では左端が月曜日のカレンダーもあるようですが、あまり人気が無いようです。土曜日、日曜日を「週末」と呼びます。なのにカレンダーは日曜日から始まっている。今ひとつ納得いかない人は多いのではないでしょうか。ほんとのところ、週の初めは何曜日なのでしょう。
 そもそも、曜日というものは、太陽の周りを回る惑星からきています。曜日が先にあって、それを惑星の名前に割り振ったと思われがちですが、実際には先に惑星の名前が決まっており、曜日は、後から惑星の名前で一年間の日々を割り振ったというのが本当のところです。
 古代メソポタミアでは天空の星の動きを観測し、いくつかの比較的明るい星が、他の星とは著しく異なった動きをするのが解っていました。これらが太陽の周りを回る惑星で、メソポタミヤの人たちは特別な星として占星術の中に取り入れました。驚くべき事に、それらの星と地球のの距離を大雑把ではあるものの認知していたことです。この時代には肉眼で観測できる星だけですから、土星が最も遠くにある惑星でした。当時の占星術とは現代の天文学でもありましたから、一年を通じて天空での動きが詳細に観測され、やがてそれぞれの星が支配する日というものを決めて暦に取り入れていったのです。これが曜日になるわけですね。少々話しがややこしくなるので省略しますが、この古代占星術の考え方だと週の最初の日は土曜日でした。なら、なぜ日曜日が週の最初になったのかと言うと、キリスト教の影響のようです。キリストが復活したのが日曜日だったため、この日を起点にすることになったようです。とすれば、このへんで月曜日を週の始まりにしてもらったほうがすっきりしていいかもしれませんね。





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最終更新日  2006年07月02日 16時51分18秒
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