輝の日記

2006/01/11(水)20:15

青春よさらば

ついにズボン下を買って履いた。 何か青春を捨てた気分だ。 スボン下はパッチとも言う。 が、温い。 もし私が見知らぬ美人と恋愛したと仮定すると、パッチは似合わないはずである。パッチを履く様な人間が恋愛対象になるのであろうか? いざという時にその美人は私のパッチを見て幻滅するに違いない。 バッチ姿はどうみても間抜けに見える。 世の中は、いつどのような時にチャンスが来るか分からない。 私はパッチを履いたままこのチャンスを待つわけにはいかない。 バッチを履いて暫くは青春を捨てることにした。 ----------------------------- デザインのセンスが私にはない。 これは多分万人が認めるのではないだろうか。 が、私はこの才能の発掘をまだあきらめていない。 朝から犬の絵を描き続ける。あるペットショップの表紙を飾る犬達である。 私は書けば書くほど不機嫌になる。 才能の無さを認めてまた家内の軍門に下るべきだろうか? デザインセンスの無さを認めるのは私にとってパッチを履くのに等しい。 しかし夕方にあきらめた。 どうやっても犬の絵がうまく書けない。 「私が書いたげるケー。止めたらア。」 家内の甘い言葉に負けてしまった。 「頼む。どうやっても犬に見えない。」 「そうねえ、熊みたい。」 ますます私は不機嫌だ。私は熊と犬の区別ははっきり出来るが、私の書いた絵では区別が出来ないのだ。むしろ熊だ。 2つの青春を一日で無くしてしまった。 ------------------------------------ 私はその昔デザインの専門学校でマッキントッシュのフォトショップというデザイナーが使うソフトを1年間近く教えたことがある。 その間に何度も生徒や他の先生から「デザインを一度見せて。」とせがまれた。 デザイナーの卵たちは私より素晴らしいデザイン力をしていた。 デザイン学校だから教師のデザインを見たいというのは普通の要求だろう。 それで一度、見せた。 題は「傷だらけのローラ」という簡単なポスターだった。 校長に呼び出され、「来週からロータス123を教えてくれ。」といわれた。 プライドの高い私はそれを断ってそのデザイン学校を辞めた。 ちなみに家内はイラストレータというソフトを教えていた。 いっしょに辞めてくれた。

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