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カテゴリ:本と映画
昨年11月、喉頭がんのため他界した落語家
立川談志師匠 最近ふと思い出して昔読んだ を再読。 談志師匠が弟子(談春)に語りかけるシーン 『お前に嫉妬とは何かを教えてやる』 と云った。 『己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分の レベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間が いれば更に自分は安定する。本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送れば それで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。 だがそんなことで状況は何も変らない。 よく覚えておけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで 仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと 何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。 その行動をおこせない奴を俺の基準で馬鹿と云う』 (「赤めだか」P116抜粋) この言葉、何度読んでも突き刺さる。 よくみる光景だからだろうか たとえば、努力して成績が上がった人間に対して 先日も とある子は 『あいつはすげー頑張っていた。次のテストは俺もあいつに負けんように頑張ろう!』 と素直に相手を認め、実際行動に移している。 とある子は 嫉妬して嫉妬して嫉妬して嫉妬して...終わり 行動をおこせない奴を俺の基準でも馬鹿と云う しかし 談志師匠は最後の最後まで談志らしい 2011年11月21日に喉頭(こうとう)がんで死去した立川談志さん(享年75)が、生前に自分で戒名をつけていたことがわかった。長男松岡慎太郎さん(45)と長女弓子さん(48)が23日夜の記者会見で明らかにした。 戒名は「立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)」 亡くなる1年前の高座ではこう言っていた。 「誤診だった。初期の子宮がんだってんです」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月19日 15時05分04秒
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