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カテゴリ:本と映画
連休である。
普段、頑張っていれば頑張っているほど『休日』の価値は高まる。 ある程度の手かせ足かせがあってこそ自由を楽しめるのである。 今読んでいる本の中にも書かれているので一部抜粋 【うつ、自殺未遂、生活保護、親との軋轢、貧困ビジネス 問題ばかりの人生を生き抜く、自伝的エッセイ】 生活保護を受けながら生きていると、 否応なく自分がまともではないと思い知らされる。 朝は好きな時間に起きて、好きな時間に食事をして 行くあてもないのでただブラブラしているだけ。 他人から見れば羨ましいと思われるかもしれない。 私も子供の頃は学校に行くのが嫌で、家でずっと寝ていたかった。 社会人になってからは、ゆっくり朝食をとる余裕すらなく 仕事をしていない人を羨ましく思った。 しかし毎日、自由な時間に起きる生活をしていると、そのありがたみはなくなる。 羨ましいと思っていた生活は実はまったく羨ましいものではなかった。 私はこの状況を「最低」だと感じる。 どこにも所属せず、何の役割も持たず、果たすべき役目もない人生。 空っぽで虚無だ。 不自由があってこその自由。 《本日紹介した本》 『この地獄を生きるのだ』 小林エリコ(著) 彼女を非難できる人は幸せかもしれない。 自尊心を失い、喉を掻きむしる地獄を知らないからだ。 精神障害を抱えても、自殺未遂をしても、生活保護を受けても、終わりじゃない。 それでも人や社会と繋がることをあきらめず、生き直した人がここにいる。 <主婦 / 『ここは、おしまいの地』著者こだまさん> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月30日 13時00分07秒
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