オスグット病、成長痛と闘う千葉市のいっぽ自然整体院

2006/12/02(土)14:58

お父さんがよきトレーナー。

オスグットシュラッター症(77)

12歳の男子。運動は空手をやっている。 5月ころから膝下に痛みが出て、整形外科でオスグット病と診断される。 安静と患部を冷やすよう指導される。 しかし、痛みはなかなか改善せず、空手の練習も痛いながらも 続けていた。 最近になって、今までに無く痛みが強まったため当院に来院。 その子のお父さんは運動についての理解、知識があり、 どうしたらよいのか、いろいろと調べられたようでした。 そこで1週間ほど練習を休たませたところ、 来院前には、痛みは大分引いている様子でした。 つまり原因は練習のしすぎです。 聞くと、私の大学時代の空手部以上の練習時間と、 ハードな練習内容。ちょっと驚いてしまいました。 それでも、本人がやりたいのならそれを見守るということで、 本人も頑張っているようす。 さて、初回時は押すと痛い、正座が痛い、しっかり膝を曲げると痛い状態。 施術後、正座も、屈伸も痛みは無く、指で押すと痛いのが残るまで回復。 入浴でよく身体を温めることと、脚のストレッチの方法をアドバイスし、 終了。 身体は比較的良い状態なので、お父さんに聞くと、 道場では準備体操などしないで練習をしているので(:マジかよ) 自分でよく身体をほぐすよう その子にアドバイスし、やらせていたそうです。 よくお子さんの様子を見ていらっしゃると感心させられました。 3日後、2回目に来院したときはすでに指で押しても痛くない状態でした。 しばらくは無理せずに徐々に練習を再開してゆくこととし、 終了としました。 整形外科では冷やすことを指導されていたが、 急性期で一時的に冷やすのは有効です。 しかしその後は、身体全体を含め、 よくお風呂で温めて筋肉をゆるめることで回復を早めます。 いつまでも冷やしてばかりでは、回復は遅れます。 運動の前後はしっかり、この子のように身体をほぐすこと。 スポーツを指導される方は、 練習生の怪我は本人の自己責任だけではなく、 指導者にも責任があるということを考えてください。 せめて練習前は準備運動くらいさせなさい。 この子のお父さんのように、自分でやるようアドバイスする 親御さんばかりではないのですから。 千葉県千葉市 オスグット千葉中央研究所

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