子育て・いれかわりたちかわり

2008/01/20(日)23:58

やってもらった事しか、人にはできない

おかあさんのつぶやき(357)

今日はCLの振り返り学習会でした。 数ヶ月に1回、受け手や支え手をしているメンバーが集まり、 臨床心理士の先生をアドバイザーに招いてケース学習会をしています。 でも、今日はなんだか今までと雰囲気が違っていました。 口火を切った受け手が言いました。 「小学生の息子と大喧嘩してしまった、今も親子関係に悩んでいる… 自分の子どものことさえ解決できないこんな自分が受け手をしていて良いのでしょうか?」 別の受け手も言いました。 「自分自身が悩みを抱えてしまった時や心配事がある時に、 気持ちを切り替えて電話の前に座るのはとても難しいなと感じた…」 別の受け手も 「むずかしい年頃の娘が3人、お母さんはしつこい、話したくない!と言われるんです」 「自分の子どもには親としての感情が出る、生の感情をぶつけ合える、 よその子の話だから冷静に聞ける、ということもありますね。 子どもも同じ。よその大人には話せるかも知れませんよね。」と先生。 またあるメンバーの話。 社会人の長男が、今まで仕事一筋で来た母親がボランティアというCLの活動をはじめた姿を見て 「お母さん、ステキだね」と言ってくれたのがとても嬉しかったと。 思わず拍手が起こる。 すると、新たな受け手が 「CLの活動に出会ったことが私を180度変えた、仲間同士の支え合いにも感謝している」と話し始めた。 以前は人に拒絶される辛い経験もしたが、それは自分に原因があったのかも知れない。 今はそれが無い、きっと自分自身が変わったからなんだなぁ…と気づいた。 素直に受け容れる事のできる自分、人の話が聞けるようになった自分が居る、自分が変れば相手が変わるのだと感じた、と。 「特に夫との関係性が…気に入らないと物にあたっていた自分がいましたから…(笑)」 「一番得したのはご主人ですねー。」という先生の言葉に一同爆笑。 みんな、家族との悩みを抱えたり、我が子との向き合い方に悩んだりしながら子どもたちの声を受け止めていたんだね。 でも、そんなみんなだから子どもの声に向き合えたんだよ。 ケースの対応だけではなく自分自身の振り返りもできた今日の学習会。 なんだかとても良い雰囲気でした。 最後に先生の一言 「メンバー同士も支え合える仲間でいてくださいね。 (自分が)人にやってもらったことしか(他の)人にはできませんから…」 うんうん、そうだ。 人に話を聞いてもらったり、支えてもらう経験をすることが大事なんだ。 自分が人に受け容れられる体験をすることで、人をも受け容れられるようになるんだ。子どもも、大人もね。 私自身、抱えている活動が多すぎて、疲れています。 心も、体も持たない… どれかを切らないとならないなぁ…と考えていましたが、 CLの活動から離れるのは、まだまだ無理そうであります。 私もこの「しんどさ」を誰かに話して頑張ることにしよう!

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