虹の鉱物

　ダイアモンドセミナー終了後、
和歌山で宝石店を営むマダムと夕食を摂ることにして、
大丸心斎橋店本店の８Ｆ食堂街に行った。

大丸心斎橋店はウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の大正モダン建築の一つで、
ネオゴシック様式・内部アール・デコの近世を代表する名建築である。

近年、近鉄百貨店の入るアベノハルカスや阪急梅田店の相次ぐ
増床と改装で大阪の百貨店の競争は激化している。
大丸松坂屋百貨店を傘下に置くＪフロントリティリングが
大丸心斎橋店の建て替えを検討していると、発表した。
ものすごーいショック。
今、心斎橋にハイブランドが集積しているのも
このヴォーリズ建築の大丸心斎橋店があるからこそで、
心斎橋店は大丸の顔とも言える建造物だと思えるのだけれど。
大好きな大丸心斎橋本店のヴォーリズ建築が無くなるのは嫌だ。

食事に行ったので、心斎橋本店の写真を少し撮ってきた。


美しいイソップ寓話のステンドグラス（御堂筋側）


内部は全体がアール・デコ


この売り場は圧倒されます


エレベーター前


エレベーター前


７階からは階段


８Ｆ食堂街


８Ｆ食堂街


この日は美味彩膳さんで銀杏弁当


エスカレーター前　こちらのステンドグラスも綺麗


足元もヴォーリズらしい星模様


心斎橋筋側のステンドグラス



大丸のシンボルは孔雀

どうして、こんな素晴らしい建物を壊そうとするのかな。
国の登録有形文化財＆重要文化財でもおかしくない建物だよ。
現に大丸京都店も同じヴォーリズ建築なのだけれど、
建物の一部（階段）が文化財の指定を受けてたように記憶している。
重要文化財級の百貨店建築を取り壊しって、Ｊフロントリティリング横暴過ぎ
止めて！！