倚天屠龍記
最近、チャンネルNECOさんで『射チョウ英雄伝』を見ている。なかなか毎晩は見れぬので遅れがちで見ているが、なにせテレビではじめから見る武侠モノはこれが初めてである。『古剣奇譚』は武侠といってもちょっと毛色が違ったし、物語の半ばから見始めた。なので、最初から見る生まれて初めての武侠ドラマがこの新版・射チョウ英雄伝だ。旧版のほうがよかったと、みなさん口をそろえておっしゃるがとりあえず新版でも充分楽しんでる。そして、借りたDVDで見たものも合わせれば、初めての武侠は『倚天屠龍記』ということになる。これまた、金庸の射チョウ三部作の中では一番いまひとつの出来だったと巷でしきりに言われるが、なにせ初めて見たのがこれなので、わたしにとっては充分面白かったし、特別な作品ということになる。そりゃまあ、「あれ? あのあとどうなったの?」的な部分は多々あるし「ええっ、あんな悪いことした人も、なあなあになっちゃうの!?」とかラストも「えっ、それでいいのか!?」的な感じではあったけれどなにしろ初めてなので、「なあるほど! 武侠ってこうなんだぁ♡」ってナットクしてた(爆)。でも、どうやらそうでもない・・・らしい???(笑)まあ、でも、巷の評価がどうあろと、やはり私にはトクベツな作品には違いない。そして、この張翠山。そもそもこの人見たさに『倚天屠龍記』を見たわけだが、でも、実際は、そんなに心惹かれていたわけじゃなかった。紫胤さまから入った私にとって、翠山はあまりにも「普通」の人だったので、食指が動かなかったのだが・・・・「かっこいい」という評判を聞いて、それならばまあ見ておこうか。噂の金庸作品をとりあえず見ておくのも悪くはないし、なにしろ紫胤さま不足で禁断症状もヤバかったので背に腹は代えられぬ状態だった。で、あっという間に翠山どのにハマった。殊に無人島生活。さいはての島で可憐な花を見つけた可憐な翠山どの。そして、愛する女性に花を贈る可憐な翠山どの(笑)。可愛いよなあ・・・・・。40話中、たった六話分だったけど、翠山どのはホントに可憐だった(笑)。てなワケで、やはり『倚天屠龍記』はわたしにとってトクベツなんである。