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今日は娘の命日。
15年前、私の娘は予期せぬ事故でこの世にお別れをしました。 まだまだ遣りたい事や、翌日の予定をも立てて居た事でしょう。 未来への希望に満ち溢れた17歳で俗にいうネズミ捕りという警察の追跡で命を落としました。 定時制高校の帰りに真っ暗闇の中から急にサイレンを鳴らされて驚いて仕舞い、 乗っていたバイクを加速させてしまった様です。 一般常識的には咄嗟の正常な判断が出来なった娘に非が在ります。 しかし、人通りの少ない時間帯に暗闇で隠れて一旦停止を取り締まる警察の行為にも疑問を抱いています。 事故を未然に防ぐために本当に一旦停止をさせたいのか、 事故は起こるかもしれないけど違反する者を待ちぶせして検挙する事が目的なのか分かりません。 一旦停止を怠った車両が人をはねたら大変な事に成るのだからそれを阻止するために 目立つように取り締まる方が良いと思うのは私だけでしょうか。 怒りをぶつける場所もありませんでした。 怪我くらいで済んでいたら娘に「お前が悪いんじゃ!人にぶつかったらどうするの?」と叱っていたでしょう。 命を落としてしまったら話は別です。この先の想いはこの場では綴れません。 ただ言える事は、加害者も被害者も出ない様な真っ当な取り締まりを強化して頂きたいと心から願います。 15年。一口に15年間というのは長いようで短いのか。、 気持ち的には気が付けば、もう15年も経ってたのか、、。という想いです。 親的には未だ10年も経ってない感覚ですので。 だってこの間まで小学生だったし、中学に入ったと思えばあっという間に卒業して 看護科の公立高校生に成ったばかり、、の記憶が大きいですから。 母親的には、娘が輝いて1番良い時期で時が止まっているんです。 命日前に娘のアルバムを引っ張り出してきて遺影写真を交換しました。 友達に囲まれた娘の笑顔や楽しそうな瞬間をランダムに選んでパソコンで印刷してみました。 ![]() 色んな写真が在りました。懐かしいのと切ないのと、、。言葉には出来ない感情が込み上げてきます。 どんな最期であろうと私の自慢の娘で在り、私にとってはこの世で1番素晴らしい娘で 命を懸けてでも守りたい大切な存在でした。 私は死んでも構いません。どんな事でもしますからこの子の命を返してください。 何度願った事でしょうか。、もう数え切れません。 我が子の成仏よりも娘をこの世に返して欲しい!その願いばかりでした。 あれから何年か経過した頃、どんな事をしても叶わない願いが在るって事を娘を失ってから知りました。 我が子の死を受け入れるまでにとてつもない葛藤と時間を費やしました。 今は娘が世間で言われる成仏という事が出来るよう、穏やかな魂に成れるように願います。 これが我が子を亡くし、15年経った母親の想いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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