今年もついに一番重要な日が到来しました。
11月4日(土)
アトリエ澤野コンサート2006
昨年はコチラ
僕の世界で最も好きなピアニスト、Giovanni Mirabassiの初来日だった2年前のアトリエ澤野コンサート以来3度目。 一昨年の初来日の時は、ミラバッシトリオ。あまりの感動で涙鼻水出っ放しだったゆるゆる状態。 昨年は、トリオにフラヴィオ・ボルトロ(tp)が参加のカルテット。
そして、今年は、ポーランド人でショパンの第一人者でもあるピアニスト、アンジェイ・ヤゴジンスキがアコーディオンで参加で、ミラバッシ+アンジェイ・ヤゴジンスキトリオ。
毎年、2組のコンサートなのですが、もう一組は、澤野工房の看板ピアニストとも言うべき、最も人気があるピアニスト、Vladimir Shafranovのトリオ。 もちろん何枚も持ってますが、生で聞けるのは初めてだったのでこちらも楽しみにしていました。
1st
Giovanni Mirabassi&Andrzej Jagodzinski Trio
( Giovanni Mirabassi(piano)
Czeslaw Bartkowski (drums)
Andrzej Jagodzinski (accordion)
Adam Cegielski(bass) )
set list
Giovanni Mirabassi SOLO!!
1,La Canzone Di Marinella
2,Le Chant Des Partisans
Quartet
3,La Barre dEtel
4,Deep Cut
5,Tango
6,El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido
7,Barcarole
8,Blue Melody
9,Samba De Tygmort
10,ハウルの動く城
11,Souvenirs souvenirs
Enc
12,Waltz a-moll
なんと、1st怒涛の1時間半!!12曲!!
こんなに長いセットも珍しいけど、ミラバッシを愛する者としては嬉しい悲鳴ですね(笑)
そしてシャイなミラバッシが今年は陽気!やはりイタリア人気質は持ってるんですね。毎曲毎にMCするし、楽しそうにジョークも言うし、今までの2年間の超シャイな感じはなくてそこに驚きましたが。髪も伸ばしてて雰囲気違ったし!
でも、サウンドはいつもの内省的に昇華された美しさにダイナミクスも加わってミラ様最高です。
ただ、PA的にドラムとのバランスがあまりよくなかったなぁ。ミラ様の音が届きにくかったのが残念です。
澤野社長のMCで、「ミラバッシとシャフラノフがライバル心をバチバチ燃やしてて、これはすごい演奏になるんやないかと期待できそうです」
って言ってましたが、まさにそんな熱い思いもプレーに出てたと思います。
でも、それ以上に、ミラバッシ曰く「ヤゴジンスキはとても有名なピアニストで、僕は若い時彼のソロを勉強してたのです」と敬愛するヤゴジンスキと一緒に演奏できるという純粋な喜びと楽しさが彼をあんなに楽しそうに陽気にさせていたのだと思いましたね。
さて、曲ですが。予想してなかったミラバッシソロで始まりました。1曲目は、最新ソロ作にもある、イタリアのカンツォーネのポピュラーソングだというLa Canzone Di Marinellaから。美しい。そして、その2曲目が、Le Chant Des Partisans!!
6年前のソロ作で、奇跡の名盤AVANTI!の2 曲目であり、僕が人生でもこんなに衝撃と感動を受けたことはないっていうくらいの名曲である、こ の戦時下の歌(ロシアのパルチザンに捧げられたフランスの戦時の歌)を聞いて以来、自分のライブでもよく弾いてる素晴らしい名曲なんですが、この曲をミラ 様のソロで聴けたんですよ!その感動は文字では伝えられませんが。。。この気持ち、この曲を僕のライブで知った方々はわかってくれるんじゃないかな?
一昨年のミラバッシトリオのときに、トリオでこの演奏が始まったときには、上述したように号泣顔くしゃくしゃでした。。。このときの演奏はDVDで出てますのでぜひ観てください! あ、長くなってすいません。
3曲目からはヤジゴンスキが入っての演奏。 最新作C minorからの楽曲がほとんど。彼らは2年前くらいに初めてこのメンバーでの録音を発売してるんですが、それ以来の2作目。アコーディオンのメロが泣けるんですよ。。。
ミラバッシとヤゴジンスキのオリジナル中心に繰り広げられる世界。気持ちよいです。
アンコールでは、ショパンのワルツ(Am)を!
このときミラ様は「ヤゴジンスキはショパンで有名ですが、彼とついにショパンを演奏できる機会ができて嬉しい!」とガッツポーズしてました^o^
いやぁ、満足です。。。
そして、2ndはシャフラノフ。
2nd
Vladimir Shafranov Trio
(Vladimir Shafranov (piano)
Pekka Sarmanto (bass)
Jukkis Uotila (drums))
set list
1,Hush a bye
2,I Remember Clifford
3,Este Seu Olher
4,Minority
5,My Romance
6,Up Jumped Spring
7,Maybe September
8,Moments Notice
Enc(Shafranov SOLO)
9,愛のテーマ(ニューシネマパラダイス)
シャフラノフトリオは、スタンダード中心に演奏。
彼らのレコードもスタンダードが多く、めっちゃ勉強になるんで、ほとんど持ってますが、やっぱり上手い!歌心、アイデア、アドリブ、すべて気持ちよいです。個人的にはレッスン受けたい(笑) 本気で。
30年くらいずっと一緒のトリオだから、もうその絆が曲を盛り上げます。会場はシャフラノフファンが多いのか、拍手がハンパなかった。
シャフラノフは時間内に終わりました(笑)
と、ここで普通コンサートは終わりですが、澤野コンサートではここからは本番でもあるのです。
そう。サイン会。
今回も早く並びにいったのに去年よりかなり後ろに・・・みんなすごいな。でも、全員にサインしてくれるし。すごいサービスがいいです。澤野工房。 ミュージシャンも演奏終わってすぐに1時間くらいサインするんだから頭があがりません。しかも多くのミュージシャンが笑顔だし気さくです。
今年も全員と話したので、駆け足でしゃべりまくって息が上がりました(笑)
シャフラノフは超きさくでいい人♪
ドラムのウオティラは、去年フィンランドカフェでユッカ・エスコラという若手イケメントランペッターのバンドでフェンダーローズ(エレピ)を弾いて来日した時に聞きに行ったのでその話しを軽くしたり。
ヤゴジンスキトリオのドラマーもきさくで、僕がポーランド語で挨拶とお礼をしたので喜んでくれました^o^
そして、ミラ様。
去年、日記にも書いたけど「どこかで会ったことあるよね?」って言われて有頂天になったんですが、今年は言われませんでした(笑)
でも、「お、ポーランド語しゃべってるね!」って陽気に言ってくれました。
ほんとは2ショット撮りたかったんだけど、スタッフにやめてくださいって事前に釘さされててできなかった・・・(ToT)シューン
最後に、澤野工房社長と記念写真。
社長も人気者で、なかなか話せなかったんですが、その間やたら気前のいいスタッフさんがいて、裏話話したりしてたんですが、なんと澤野社長の娘さんでした!!驚き。さすが大阪、サービス精神がすごい!
いやぁ今年も素晴らしいコンサートでした♪ 来年は誰が来るかなぁ。
あ、ちなみにミラバッシ、3月も来日予定だそうで!!!
ふぅ。恍惚。
あ、長くてすいません。
読んでくれてありがとう^o^