ロシアでESTEO V27登場――「新ブランド」と言えば、みんな新しいと思うらしい
ロシア市場には、また一台「新しい」SUVが登場した。その名はESTEO V27。もちろん「完全新規開発」という夢のある話を期待した人もいるかもしれないが、現実はいつも少しだけ現実的だ。車好きなら一目見ただけで、中国のiCAR V27を思い出すだろう。名前は変わっても、四角いボディも、未来とレトロを混ぜたようなデザインも、そのままである。もっとも、最近では「バッジが変われば新型」という文化も珍しくない。メーカーはブランド戦略と呼び、ユーザーは「まあ、そういうことか」と静かに納得する。少なくともESTEO V27は、無理に過去を隠そうとはしていないだけ誠実なのかもしれない。とはいえ、このクルマ自体は決して悪くない。シリーズハイブリッド方式を採用し、電動SUVらしい力強い加速と、長距離移動にも対応する航続性能を備える。角ばったスタイルは街中でも存在感があり、「どこのメーカー?」と聞かれる確率もかなり高そうだ。ただ、その質問に答え始めると、ブランドの歴史よりも企業構造の説明のほうが長くなる可能性はある。もちろん、ロシア市場向けには装備や仕様の調整も行われている。しかし、自動車業界を長く見ている人なら、「名前が変わる」「エンブレムが変わる」「カタログの表紙が変わる」という三点セットには、もう驚かないだろう。むしろ「今回はどんな名前になるのか」を予想するほうが、ちょっとした娯楽になっている。ESTEO V27について、スペックや装備、特徴をより詳しく知りたい人は、ESTEO V27の詳細レビューをチェックしてみるとよい。少なくとも、エンブレム以外の部分については、しっかり確認できるはずだ。