|
カテゴリ:小説関連。
『DDD-2』を読んでの感想。ってかメモ。
※以下ネタバレ速球。 途中まで、“コレなんて野球マンガ?”という超高校球児的な展開。 それにしても、(所在と書いて)アリカが元高校球児だったのが驚き。あんなナマケモノが規律正しい高校生活を送っていたとは・・・ >>1,2章“SVS編” 天才スラッガー・霧栖弥一郎と、魔球二段シンカーこと鋳車和観の超高校球児的な殺害物語。 とはいえ、そこは奈須ワールド。・・・人が死ぬは死ぬは。冒頭は、男の子2人に女の子1人で草野球、どっかの時をかけてる少女っぽかったんだけどなぁ・・・。 あと。この小説、殺人鬼多し。 “普通”なんじゃないかと期待していた新キャラ・キリスくんも過去に人を殺っちゃったことがあると判明。 もはや唯一の希望は我らがツラヌイ未早さんのみ。・・・あ。けど彼女も色々と裏がありそうな。主に実家とか実家。 最終的には、L字型の廊下で野球対決をして決着つけるとか言い始める無茶苦茶な高校球児2人。まさに悪魔憑きの成せる技。 けど、そこは奈須さん。 バッター・ピッチャーの心理戦とか、野球に固執し続けるそれぞれの2人の心情表現とか。神がかってました。野球に興味ない自分でも読んでて緊迫感あったしドキドキしました。すげぇです。 そして、やられ役ながら通称シンカー・鋳車和観は稀に見る良い子でした。 あと、野球やってたのですか?奈須さん。 すごく面白かったものの、3,4章の印象が強すぎて若干霞んでしまった・・・。 3,4章読んでると、何故か殺人鬼シンカーくんが別段普通の可愛そうな子に見えてくるから不思議だ。恐るべし異常人ども。主にアリカの妹君。 以下、3,4章登場キャラについてのメモ。 >>日守秋星 曰く、不死身で吸血鬼。曰く、怪人黒コート。 自称、灼熱の揺り籠フォウマルハウト。 こういうキャラは好きです。容姿と言動と行動が噛み合ってない人。きっと鬼トマトと気が合う数少ない人種なのだろう。コンビを組むべきだ。 自分の脳内では、完全にどっかのストレイトでクーガーな人物になってるんですが・・・ってか似てるよね! “恒温の最高速”とか、まさに・・・。あぁ、もう某兄貴にしか見えません。 “芝刈り機”の少女に憧れて、自分の異名を勝手に作るバカでもある。どうやら吸血鬼とか不死身って異名はかっこ悪くてキライらしい。 何故“吸血鬼”なのかは今回語られませんでしたが、血とか吸ってなかったっぽいし・・・単純に、殺した時に相手が血が出てないからなのか。 でも、杭を武器にしてる時点で吸血鬼とはベクトルが逆行してる気がするんですけどね。 あと、多分“シュウセイ”って名前は後付けかと思います。 “フォウマルハウト”って秋の一つ星らしいし。 ところで、彼が探している人間ってのは誰だろう。 擬音っぽい名前ってまさかカナタじゃないだろうし、病院のアゴニスト異常症患者はみんな殺されちゃったし・・・。 語呂的には“カリョウカイエ”もなんとなく可能性としては残ると思う。たしかwikiにもそんなようなこと書いてあった気が。 それともやっぱり“ハートレス”とかいうヤツなのか。秋星の口ぶりから察するに、こっちの方が可能性は高いかも。 ただ、カナタが病院襲撃時に“ハートレス”を殺した描写がないのと、オリガ杯最強決定戦の成績表に名前がないのでその真実は不明。 そもそも心臓ないとか人間として破綻してる。反則でしょうよ。 なにやらカイエとも知り合いっぽいし、日守秋星が今後キーパーソンの1人になるのは間違いなさそう。 >>石杖カナタ 最強で最凶で最狂の姫君。 火の鉈と書いてカナタ。史上稀に見る大量殺人鬼ヒロイン。 腕力だけで夢とか希望とか頭とか全てを打ち砕く、そんな17歳。 なんていうか、こんなの外に出しちゃマズイだろう。兵器ですよ兵器。色々な意味でこの人に敵うのは迦遼カイエだけなんじゃないだろうか。 あぁ・・・DDD-3巻の目次の次ページ辺りで既にアリカくんが惨殺されてそうな悪寒が・・・。 数年前、粉々のバットと共に“おまえの未来はこのように粉々(ノックアウト)なのだわ”なんて言葉を送りつけてる時点で兄妹の絆はゼロ。ついでにアリカの生存確率もゼロ。 次世代のヒロインはやっぱり強くなきゃいけないんですかそうですか。 以下は、カナタの“2005年オリガ杯 St.V院内最強決定戦 成績表”より気になった人を。 >>日守桜夏 健全者集いし“A棟”患者の中で、“一方的殺害大会”の成績表に唯一名前が載っていた人。 新部なし。刀もち。 カナタに3秒で殺されたらしい。成績表に載ってるのはカナタと3秒以上戦えたモノだけということだから、A棟患者は彼女以外3秒以内で死亡したことになりますね。こわ・・・。 “日守”って苗字から察するに日守秋星の身内なんでしょうが、妹とかか?例え違っても、少なくとも彼と何かの関係はあるはず。 にしても、“超圧勝”としつつも“もしかしたらオリガで一番手強かったかもしれない”などと書いているのが良く分からないですね。疑問。 “最弱にして最強”とかいうと、とある小説の主人公を思い出します。 >>大熊猫目々 銀河最強ニート。もくもくと読むそうな。 カナタに辛勝させた唯一みたいだけど、何故にその良い感じなネーミングなのかは不明。ついでに能力も不明。 ただ、コイツがマトさんの言う“別次元とさえ言える自己領域に引き籠もった男”なんだとしたら、なんとなく想像できそう。もくもく侮りがたし。 成績表にでっかく“超強敵”“超無敵”とか書いてあるあたり、やっぱ強かったんだろうなぁ・・・。 とはいえ、超暴君カナタさんに紙一重で殺されてるので、今後日の目を見ることはなし。ちょっと残念。 ---------------- 全4巻ということらしいので、今から楽しみです。 この流れに乗って、積んでたラノベを消化したり、ロペさんの小説ラストスパートかけたいと思いますw 久しぶりに本読んだな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/07 09:05:33 PM
コメント(0) | コメントを書く
[小説関連。] カテゴリの最新記事
|