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カテゴリ:人生論みたいなもの
なぜかブラジルに住んでいるのに、なじみの飲み屋というものができてしまった。
実は結構あるのである。日本人相手のろばた料理系の飲み屋というのが。 だから、そこに行くと、日本人が沢山いるので、運がよければいろいろな情報を手に入れることができる。 オレは、このような生活を送っているので、だれがどこでどんな女にだまされようが、まったく知ったこっちゃないのだが、駐在員のなかには、そういう噂話だけで生きてるような人もいる。 そこで、このような飲み屋には、噂話好きな人が集まるという事態になる。 ところがである。いくら噂話が乱れ飛んでるといっても、行けば必ず教えてもらえるわけではない。あなたに話して何のメリットがなければ、誰も教えたりしないのである。あなたと仲良くなって、何もメリットがなければ教えないのである。 簡単な方法は、そこの常連になって、ママさんなり従業員なりと個人的に仲良くなることであるが、もちろん金とヒマと労力はかかるものである。 まあ時には人たらしの達人みたいのがいて、簡単に人の懐に飛び込む能力を持つものも例外的に存在するのだが、それにしても、その域に達するまではかなりの修行を積んでいるはずである。 ところが、中には勘違いしている人がいて、月に一回くらいしかその飲み屋に現れないくせに、ビールとつまみくらいしか頼まないうちに、「ねえねえ○○ちゃん、最近、なんか変わった話ない?」とか始まってしまうらしいのだ。 貧乏くさいことやめろっていうの。 もちろん、そういうことをすると、その人自身が格好の話題にされてしまう。知らぬは本人ばかりで、見えないところでかなり評価を下げてしまっている。ますます誰も情報を流してくれなくなるかもしれない。 人に何かを期待する前に、自分に何ができるか考えるべきじゃないですか。飲み屋に通ったり、友達を作ったりするのは、時間も手間もかかる。しかし、投資しないでリターンだけを期待するのは間違っていると思いませんか? ところで上で話した貧乏くさい人の話を教えてくれたのは、他ならぬ私の通っている居酒屋のママさんである。なぜ教えてくれたのか?それは私がそれだけそこに通って、いいお客さんだからである。 独身時代は、そこの家族ぐるみでゴルフに良く一緒に行ったものだし、結婚してからは、夫婦で通っている。嫁さんなんて一回行っただけで仲良くなってしまった。 そのくらい仲良くしているから、いろいろと教えてもらえるのである。確かにママさんは、口が軽いかもしれない(笑)。でもはじめからそれが目的で来る客には、絶対に教えないと思う。 人生何事もそうである。仕事の片手間に、ほとんど金を使わず、3ヶ月で月に10万とか収入が増えるなんて、まずありえないと疑ってかかるべきである。 商売は相手がお金を払うことに同意してはじめて成り立つものである。たったの3ヶ月で、直接顔も合わさずに、相手にお金を払わせることが、いかに常識外れなことであるか、冷静に考えて欲しい。 でも実際にそれを成し遂げた人がいるじゃないかと反論があるかもしれない。でもそれは、はじめから天才だったか、よほど運が良かったか、見えないところで相当のお金あるいは時間をかけてきた人である。 それでもし本当に儲かってしまったら、それはあぶく銭である。そんなものを身に着けてしまったら、ろくな死に方はしない。それが常識というものだ。 そんな、手抜きの人生を送っていると、それに見合ったリターンしか手に入れることができない。絶対に。それが因果応報の原則である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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