スポーツとぜんそく
極東ブログ:スポーツ選手にも喘息患者が多いらしいスポーツ選手には喘息持ちが多いそうだ。また、喘息を治療しようとして運動を始めたのをきっかけに選手への道を歩む人も多いそうだ。こんな話を「極東ブログ」でやっていた。極東氏は郵政改革賛成派に舵を切ったらしいと聞いていたので最近読んでいなかったのだが(爆)、なかなか興味深い話だった。何を隠そう、私も子供の頃はえらく呼吸器が弱かった。冬になると半分は寝て過ごしていたような気がする。一番辛かったのは小学校1年生の運動会のあと、咳が止まらなくなって病院に連れて行かれたらいきなり入院させられてしまった時だ。2週間後に家に帰ってきたら、クラスでお見舞いと称して1時間特別授業をして絵とか作文とかを私のために作った、というものを近所の子が届けに来てくれた。そんな重い病気だったのかと思ってびっくりした。そんなわけで、運動が苦手になってしまったのだ。と、それはいいのだが、ここからの極東氏の記述が面白い。 個人的な話だが、私も中学高校と陸上をやっていたが、その背景には、小児喘息で失われた幼年期時代の運動能力を回復したいというような思いがあった。小学生時代ずっと駆けっこは苦手だと思いこんでいたが、訓練していけば、中学時二年生のときには、クラスで二番くらいの俊足にはなった。一番のやつはもう遺伝的に違うんだろなと思うし、所詮自分の運動能力は偽物だと思ったのでライバルとかは思わない。でも、あのとき、一番の彼がいなかったら、自分はなんかスポーツとかに適性があると思いこんだだろうか。よくわからないが、喘息を持つ子供がスポーツ選手になるというのは共感することが多い。実は自分は陸上をしていたわけではないのだが、なぜか足は速かった。それも、10歳くらいまでは自分でも全然速いと思っていなかったのだが、ある日突然コツがわかって、急にめきめき速く走れるようになった。ついに私がリレーの選手に選ばれたときは、近所中ちょっとした騒ぎだった(笑)確かに私も、「失われた幼年期時代の運動能力を回復したいというような思いがあった」。それは今でも続いている。だからこんなブログを書いている。ところでここからの話もそっくりなのだ。当時の親友で、走ることに書けては天才的な子がいたのだが、もしそいつがいなかったら私も勘違いして自分に適性があるとか思いかねなかった。そうだ、明らかに遺伝的な何かが違うと思った。それはともかく、スポーツ選手は必ずしも鉄人ではなく、精神的にも肉体的にもいろんな問題を抱えていながら、上手くバランスをとって普通の人にはできないようなパフォーマンスを見せてくれるという話は、大変興味深い。それに比べたら自分なんて神様から与えられた能力のほんのわずかしか活用していないよなあ。