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今日のまとめ
ブラジル ブラジルの11月の製造業購買担当者指数は52.2でした。これは10月の50.2から急改善したことを意味します。 生産高は過去20カ月で最高でした。新規受注も2カ月連続で上昇しました。ただ新規輸出受注は今月も若干の下落となりました。仕入れコストのインフレは今月も続いています。雇用は横ばいです。製造業各社の新規購買活動は3月以来、はじめて拡大に転じました。これは将来の需要増に備えて、メーカーが仕入れを拡充していることを示唆しています。 ロシア ロシアの11月の製造業購買担当者指数は52.3でした。これは10月の52.9より悪い数字ですが、引き続き高水準を維持していると言えます。 特に新規受注が好調で、2011年10月以来の拡大基調を継続しているだけでなく、新規受注のペースも2011年3月以来で最も速くなっています。新規輸出受注も高水準を維持しています。受注残は若干の減少を見ています。仕入品のインフレはそれほど強くありません。それは高い稼働率と併せて、ロシアの製造業が利益を出しやすい経営環境に置かれている事を示唆しています。 インド インドの11月の製造業購買担当者指数は53.7と10月の52.9から更に改善しました。今回の指数は過去5カ月で最も強い数字でした。 新規受注は先月よりも拡大しています。新規輸出受注は特に好調でした。雇用は過去9カ月連続して拡大しました。受注残は今月も拡大しています。断続的な停電、労働力の不足が成長の阻害要因となっています。材料費はインフレを経験しています。素材、ディーゼルなどの価格が上昇プレッシャーを受けています。企業は素材の在庫拡充に動いています。一方、完成品在庫は2カ月連続で減少しました。 中国 中国の11月の製造業購買担当者指数は50.5でした。これは10月の49.5から若干改善したことになります。 今回は2011年10月以来、初めて指数が50以上となりました。50は景気が拡大しているか、それとも縮小しているかの境目になる重要な数字です。 製造業の生産高(アウトプット)は7月以来、はじめて拡大しました。新規受注は2カ月連続で増えました。新規輸出受注も4月以来、はじめて拡大に転じました。なお今回の新規輸出受注の拡大幅はハッキリとした改善であったことが特筆されます。欧州と米国からの注文が戻ってきていることがその背景にあります。受注残は4カ月連続で下落しました。納期は2カ月連続で延びており、在庫の整理が進んだことを暗示しています。購買活動も上向いています。 一方、悪い材料としては未だ雇用が縮小している点です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月05日 10時51分09秒
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