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今日のまとめ
ブラジル ブラジルの1月の製造業購買担当者指数は53.2でした。これは去年の12月の51.1から大幅に改善したことを意味します。また1月の53.2という水準は2011年2月以来、過去23カ月で最高です。 内訳を見ると先ず新規受注が急増しています。新規輸出受注も2カ月連続で伸びました。一方、生産は5カ月連続拡大しています。生産のペースの拡大は過去23カ月で最も速かったです。このような増産にもかかわらず受注残も増えています。このためメーカーは在庫拡充に走っています。さらに雇用も過去10カ月で初めて増加に転じました。このように今回のブラジルの製造業購買担当者指数はあらゆる面で良い数字だったと言えます。 ロシア ロシアの1月の製造業購買担当者指数は52.0でした。これは2012年12月の50.0から大幅な改善です。 新規受注は過去22カ月で最も良い数字でした。このため受注残も増加しました。この反面、製造業における雇用は3カ月連続現象しています。仕入品の値上がり圧力は余り強くありませんでした。 インド インドの1月の製造業購買担当者指数は53.2でした。これは2012年12月の54.7から悪化したことを意味します。 現在の水準はまだまだ強い数字には違いありませんが、BRICs各国の中でインドだけがトレンドが逆になっている点が目をひきます。断続的な停電が生産の足を引っ張りました。新規受注は伸びていますが、そのペースは鈍化しています。完成品在庫は少し減り、メーカーが在庫を取り崩す事で顧客の注文を充足したことを示唆しています。 中国 中国の1月の製造業購買担当者指数は52.3でした。これは2012年12月の51.5からさらに拡大したことを意味します。 生産は2011年3月以来、最も速いペースで拡大しました。新規受注も4カ月連続で拡大するなど好調です。先月減少を見た新規輸出受注も再び増加に転じました。地域別では欧州と米国からの受注が好調です。これを受けて購買活動も加速しています。雇用は若干の拡大を見ています。 まとめ BRICsの製造業は、今、良い環境の中にあります。重要なクリスマス商戦期間がまずまずの結果だったことを受けて米国や欧州の顧客のマインドは良好です。それはBRICs各国の購買担当者指数の新規海外受注の数字にも反映されています。言い換えれば先進国発の景気鈍化リスクは後退したということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月26日 18時12分52秒
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