SH2をマウスで使う方法個人で入手可能な最近のSH2紹介等(マイクロマウスへSH2を使う場合を想定しています) 個人的に趣味で、H8Tiny(3664F~3694F)や、H8/300H(3048F~3052F)などH8ファミリーを好んでアセンブラで記述して使っていました。 ・SHを使う前に知っておくと役に立つ・・・かもしれない情報(ボード購入前が吉です♪) 事前に使うCPUシリーズ(型番SH7125とかSH7146とか)のハードウエアマニュアルをルネサスのホームページから入手してください。ルネサスHP(http://japan.renesas.com/)の製品情報からSuperHファミリで品種を選んで、当該ページの左にあるドキュメントを選択すれば(いろいろ窓が次々出てきますが)タダで最新のハードマニュアルのPDFが入手可能です。
自分の経験から云って、何かしらつまずいた事は、大概は他人もつまづいているものですよね。日頃から困り事はWebで検索し、経験談とか解説したページに巡り会えて無事解決したり糸口を掴んだりすることも多々ありますので、何かしら自分にも出来ないかと思い中途半端ながら記してみました。少しでも役に立てば幸いです。 追記私が使っているSH7146シリーズの後に、SH7147,SH7137シリーズがより周辺機能を充実させた形で出ています・コア80M動作とか基本的な部分はSH7146と変わりないですが・・・ SH7147 ◎メモリがフラッシュ512KB、RAM16KBまでラインナップされました(特にRAMが増えたのがGoodですね) ◎ADが40MHz動作可能、12bit精度に進化しています(ちなみにSH7146/SH7149はADが最大25MHzまでしか動かず、10bit精度です) 注意点としてはAD前段のサンプルホールドが2段になって同時2chサンプリングする方式に変わっておりAD変換時間は期待したほど早くないようです ○CAN-I/Fがつきました(私にとっては全く使い道ないな~) SH7136 / SH7137 ◎メモリがフラッシュ256KB、RAM16KBまでラインナップされました(SH7146/SH7149が256KB、8KBなので、一気にRAM容量が倍♪) ◎ADが40MHz動作可能、12bit精度に進化しています(SH7147と同様) ◎I2Cがつきました(EEPROMや加速度センサーやらを接続が容易で便利です) ○CAN-I/Fがつきました(SH7147と同様) これら新しいSH2では電源電圧が3.3Vでも5Vでも動作するのは良いのですが、ADが高性能となった為にAVccは4.5~5.5Vと以前より使用電圧範囲が厳しくなってしまっていますので注意が必要です(私の使っているSH7146/SH7149だとCPUも周辺も4.0~5.5Vなので3.3Vでは駆動不可すから進化しているのですけどね) これらの新型が出たことにより、私が現在使っているSH7146シリーズはφIが80MHzな製品って存在でしか無くなったぞw(あえてアドバンテージを挙げれば・・・BSCで16bitバス幅設定が可能って事だけ・・・そこまでピンリソース使う用途って^^;ナイダロ~) 次に採用するなら、外部メモリを載せるならバス拡張出来るSH7137、シングルチップならSH7136が良いかと。 これから入門される方は、現時点においては周辺機能のアドバンテージがある新型(SH7136/SH7137あたり)がおすすめで~す 出始めでは200MHz動作のSH2AとかMMUとかイラネって思って見向きもしなかったのですが、FLASHメモリ搭載SH2Aシリーズが5V駆動で100MHz、3.3V駆動で160MHz動作するようになり超贅沢使用ですが使ってみても面白そうです マイクロマウスでもARM(Cortex-M3)系を搭載して大会で活躍しているのを最近知り、組込み制御系の世界において32bit分野ではARM系CPUがメインとなっている現状からみると、これからはARM系が増えてゆくのかなぁ~って感じます やっぱ自国で生産され機械翻訳でない日本語マニュアルが読める国産MCUに頑張って貰って、是非生き残って欲しいと願う気持ちが強いんですけどね~ 加筆訂正 2012.12.21 by いしやん2001 ジャンル別一覧
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