STM32F4DISCOVERYSTM32F4DISCOVERY[ST micro electronics]2011年3Qに量産開始されたF4シリーズの評価用にデバイスメーカーが販売しているお試し基板 書き込み&1ワイヤデバッグ機能が基板上に予め搭載されているのでPCからUSBケーブルだけで接続出来る 基板上にはデジタルマイクロフォン、D級アンプ内蔵DAC、3軸加速度センサ、LED(赤、橙、緑、青)4個、押しボタンSW2個が搭載されている MILタイプ(25極x2列)50ピンのヘッダが2個あり デバッグ用のUSBコネクタはmini-B、デバイス側のユーザー側USBはmicro-AB(OTG対応)になっている 何といっても安くて入手が容易である(秋月で¥1650 他多数で販売) デバイスの評価用の販促アイテムなので、いつなくなっても文句は言えませんw 搭載MCU:STM32F407VG 動作周波数168MHz 内蔵フラッシュメモリ 1024KB 内蔵SRAM 192KB この基板に載っているのはVサフィックスなのでパッケージがLQFP100pinです F407には外部メモリ等を接続するFSMC機能があるのですが、この機能は144pin以上のパッケージでしか全機能を使うことが出来ませんので注意です 私のやりたいWQVGAサイズ TFTカラーLCDをi80-16bitモードでアクセスは100pinのFSMC制約条件でもギリ使えるので実験&学習には問題はありません 同じクラスにF405(F407からイーサネットとカメラI/F機能を除外した品種)にはF407には無いLQFP64pinのパッケージの設定(F405RG)があり、マイクロマウスに採用した場合の実機にはこちらを採用するつもりです ちなみに64pinだとFSMC機能は全く使えませんw F407にあるイーサネット機能は、物理層制御のPHYチップを外付けする必要がありMCU単体では機能しないんだそうです この評価ボードには外付けクリスタルが8MHzがついていますが、イーサ機能を搭載したボードだと外付けクリスタルはPHYチップへのクロック供給のため25MHzが載るのが普通なようです(PLL_Mの設定値も違うってことね) さてさて回路図はUM1472 F4DISCOVERYユーザーマニュアル(DM00039084)にあるんだけど、特にスタッキングするコネクタ配置は何度も見る部分なので少しでも見やすくするために表を作成した ![]() それから、ポート単位でどこに何の機能へ接続されているかを回路図から毎回しらべるのも面倒なので、改造前のボードの状況を把握しておく意味で表を作成 ![]() S=3軸加速度センサーで、PA0の押しボタンスイッチは邪魔になったので取り外しており空き=未使用にしています 青文字はFSMC機能で使用する分の信号です(当面の使用目的です) STM32の造りとして機能のピン割り振りには自由度が大きいので良いのですが、この評価ボードは意図して重複する機能を潰すようにピン配置をしているように思えてならない・・・使いやすさ抜群では評価ボードとしては×だしね~w まあ、ボチボチと改造して使いたい機能を生かしてみますよ |