かえりみち・なみだみち

「かえりみち・なみだみち」 2006.08.18

ここのところ

仕事の かえりみちの 車の中で

泣いてばっかり いる


夕焼けが キレイなだけでも

雨粒が サイド・ガラスを かけ抜けるだけでも

泣いてしまう 40代。

自分でも キモイ とおもう


引っ越してから

けっこう 生活 楽しんでたんだけど

かえりみちは

最近

なみだみち。


産業道路は まっすぐで

渋滞で

僕に

ふりかえるひまを 与えやがる


泣いても 誰にも 気づかれない空間。


とめどなく

おもいが よみがえる。


今を 生きよう

なんて こぶし振り上げた僕は

かえりみち、
そのこぶしに ダメージを 与えられた。

KO寸前。

セコンドふりかえっても

誰も いなかった。


なすすべなく 僕はただ

自分のこぶしを

必死に よけていた。


たどりついた

つめたい いしじい・スペース。(夏なのに)

ブロードバンドだけが

あたたかかった・・・


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