【第11景】やってみました!ウエブ会議通訳
やはり!、予測通り!、思っていたとおり!・・・とうとう通訳のお仕事もオンラインになりました! 通訳仲間に誘ってもらってZOOMの使い方の訓練をしたり、自主勉強会に参加したり、はたまた失業中の同業者と「ボヤキ会」をオンラインでやっていた甲斐があり、オンライン通訳のお仕事もITCの壁を感じることなくデビューできました。 で、今までの「現場通訳」と「オンライン通訳」の違いってなに??いっぱい違いを発見! 1) 就業時間が早朝ってのが圧倒的に多い。それは「時差」で参加者が寝ていない時間帯を探すと、中南米が夕方、日本が早朝・・・となる。 2) 「現場通訳」だと会議室などで遠くにいる人の発言が聞き取りにくかったりするけど、「オンライン通訳」はすべてイヤホンで聞けるので、耳に手をあてて「何ですかぁ~?」ポーズをしなくて済む。 3) 一方、生活音までBGMで聞こえちゃう・・・。今回はあるプロジェクトの終了時のインタビューを関係者にする通訳だったのだけど、相手には女性が多く、ちょうど先方は晩ごはんの時間。で、何が起こるかっていうと、背後で家族が団欒している声が聞こえたり、ママが子供に「ちゃんと食べなさい!」とか指示している声がインタビューの途中に入ったりするので、ついそんなのまで通訳してしまいそうになる。 4) 使ったプラットフォームはZOOM、Skype、WhatsApp。で、接続はZOOMがダントツに良いよ~。一方、Skypeは通信メモリが重いのか画像が固まったり、声が途切れたり、ドキュメントの共有が上手くできなかったり。WhatsAppは可もなし不可もなしって感じ。でも、パソコン版のWhatsApp Webを立ち上げておいてもスマホにしか繋がらなくて、結局、WhatsAppの時はほとんどスマホで通訳してました。 5) 通信環境はやはり光回線をLANケーブルで接続すべし!最初はポケットWifiでやってたけど途中で音が飛んだり、回線が落ちたり・・・。報酬をいただいて行う「お仕事」なので、やはり通信環境には投資が必要。ただ、それを回収できるだけのお仕事がくるかどうか・・・は事前に判断できないところが悩みね。 6) 前号にも書いたけど、画面に映るところだけ整えておけばOK!なので、下はジャージ姿でした! それに何と言っても移動(通勤)がないのが楽!一方で、気持ちのスイッチをお仕事モードに切り替えるのを瞬時にできないとキツイかもね・・・ まだ駆け出しだけど、オンライン通訳をやってみていろんな発見ができたのが今月の収穫!少しずつでも前に進めるといいな~。