四十九日のレシピ
伊吹有喜さんの「四十九日のレシピ」を読みました。 わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように 乙美さんが残した数々のレシピ。 それをきっかけに立ち直り、四十九日の準備のために過ごす日々の中で それぞれの人生を再生する出来事が交錯する人間模様。「失って初めて気付いた。 望んだ花はなくとも、別の美しい花がいつも咲いていたことに、 差し出された愛情を当たり前のように受け取り、ないがしろにしていたことに・・・」「テイクオフボード、跳び箱の踏み切り板ってあるでしょう。私たちはそれなんです。 思い切り走って、板を踏み切って箱を飛んだら、もう思い出さなくてもいい。 過去を飛び越えたことに自信を持って、まっすぐ走っていけばいいんです。」「太陽に背を向け、生きることを捨てかけたとき、虹は現れる。 そして生きる力を養い、人が再び太陽に向かって歩き出したら その背を押してはかなく光に溶けていく・・・」 誰だって、人生、泣き笑い・・・ ほんのりと悲しく、それでいて、また明日から頑張ろう・・・ そんな風に思えるような 良い作品だと思います。