幻のイチゴを使ったサトホロのジェラート!!
札幌市中央区のレ・ディ・ローマ・プラスさん
いしかり育ちの食を求めて、第1回目の取材は、
札幌生まれの幻のイチゴを使った、サトホロのジェラートを製造・販売している
レ・ディ・ローマ・プラスさんにお伺いしました。
場所は、札幌市営地下鉄東西線円山公園駅前のマルヤマクラス1階です。
お出迎えいただいたのは、
同店の元店長で、現在は本社広報部マネージャーの金井由佳さんです。
サトホロのジェラートは、
レ・ディ・ローマ・プラスだけでしか食べられない!!
右がさとほろジェラート。
左がさとほろミルク・ジェラート。
1種類でも2種類(ドッピィオ)でも、ボリュームと価格は同じ390円。3種類(トリポロ)なら490円。
さて、市場にはほとんど出回らない幻のイチゴですが、
札幌生まれのサトホロのイチゴをたっぷり使ったジェラートは、
北海道広しといっても、ここレ・ディ・ローマ・プラスでしか食べられない、
とっても希少なジェラートなのです。知っていましたか?!
私たち取材チームも、さっそく試食させていただきました。
まるで、イチゴの表面の赤いところだけを使ったような濃いピンク色で、
イチゴ独特の甘味と適度な酸味が相まって、ジェラート全体の味をキリッと
引き締めています。完熟した摘みたてのイチゴをそのまま冷たくして食べたような、
新鮮で濃厚な味わいなのに、後味がサラッとしたジェラートなのです。
それはサトホロとの衝撃的な出会いから始まった!!
金井マネージャーのお話によりますと・・・
会社のオーナー((株)セイ・ウニカ増谷社長)が、知り合いのフードライターから、
札幌生まれの中まで真っ赤に熟するイチゴがあると聞かされて、
出会ったのが幻のイチゴ“サトホロ”なのです。
一目見て ”なんだ~このイチゴは!!” と衝撃を受けたそうです。
熟すると果肉の中まで真っ赤な色になり、イチゴ本来の持つ酸味があって甘みもある、
味のバランスが絶妙なイチゴなのです。
このイチゴを使ったら素晴らしいジェラートができる!!と直感。
そこから、サトホロのジェラートづくりが始まったのです。
サトホロは市場にはほとんど出回らないデリケートなイチゴ!!
写真提供:株式会社セイ ウニカ
このイチゴは、札幌市農業センターが15年かけて育ててきた、
生粋の札幌生まれのイチゴなのです。
でも、このイチゴを使って商品化するのは大変だったようです。
サトホロは早摘みすると味も色も追熟しないまま傷んでしまい、熟すると果肉が
柔らかくなって売り物になりにくい、とっても、と~ってもデリケートなイチゴなのです。
ですから生産していただける農家さんが少なく、市場にも出回らないので、
伝説のイチゴとか、幻のイチゴと言われるようになったのですね。
現在は、札幌市清田区の契約農家さんで栽培していただいているそうですが、
今年は春先の天候不順で収穫量が激減、原料の確保には苦労が絶えないようです。
サトホロのジェラートを一番美味しく食べていただくための工夫!!
サトホロの収穫期の初めと終わりでは、味も色も粒の大きさも違うので、
完熟した粒から順に摘み取って冷凍保存しておき、全部摘み終わってから、
最後にブレンドして保存しているのです。
だからいつでも均一で、一番美味しい状態で提供できるのですね。
お客様からは、イチゴの味って本当はこういう味なんだ~!!
・・・と感動の声もよく聞かれるそうです。
それから、ジェラート全体に言えることですが、収穫してから、お客様が注文して
食べていただく寸前まで、温度管理と衛生管理に徹して、常に最高の状態で
食べていただけるように努めているそうです。
もっとサトホロを食べて頂くために、
もっと地産のジェラートを増やしていくために!!
サトホロのジェラートは、その年のサトホロの収穫量にもよりますが、
今年は12月までは販売できるようです。
ほかにも、サトホロを使ったジャムやシロップがありますが、
数量に限りがあるようなので、直接お店にお問い合わせください。
札幌生まれのサトホロに魅せられた同社では、北海道産の食材にはまだまだ活かされていない、
美味しい果物や野菜があることが分かり、地産の新しい味のジェラートづくりを通して、
“生産者と消費者の懸け橋になりたい”という思いが募り、
それがいまの会社の使命になったということです。
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取材店名 RE di ROMA plus (レ・ディ・ローマ・プラス)
住所 札幌市中央区南1条西27丁目1番1号 maruyama class 1階
電話 011-614-5760
取扱商品 イタリアン・ジェラート、フレッシュ・ジュース、ジャムなど
営業時間 午前10時00分~午後8時00分 ※営業時間と休日(年1回)は、maruyama classと同じです。
販売期間 サトホロのジェラートは、今年は7月から12月までの販売を予定していますが、
サトホロの原料がなくなり次第終了になりますのでご了承ください。
HP http://www.re-di-roma.com/plus/
会社名 株式会社 Sei unica (セイ ウニカ)
住所 〒062-0055札幌市豊平区月寒東5条6丁目2番14号
TEL・FAX 011-598-9997・011-598-9998