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クマがすむ森を次世代へ 相次ぐ射殺に危惧 ------------------------------------------------- 熊森協会 森山会長、小松で講演 今秋クマの人里への出没が相次いだ問題で、 自然保護団体・日本熊森協会(兵庫県西宮市、会員5100人)の 森山まり子会長が4日、小松市内で講演をした。 森山さんは10年以上の活動を振り返りながら、 「クマのすむ保水力豊かな森を守ることが 私たち人間の未来を守ることにつながる」と話し、 捕殺頼みの保護政策に警鐘を鳴らした。 市民や県・市の職員ら計約100人が耳を傾けた。 兵庫県尼崎市の中学校で理科を教えていた92年、森山さんは 女子生徒が1枚の新聞記事を持ってきたことをきっかけに クマの保護運動を始めた。記事は、冬眠に入っているはずのクマが 里に下りてきて射殺されたという内容で、 「環境破壊への危険信号を送っているのではないか」 と読者に投げかけていた。 クマの保護に対する行政や世間の風当たりは厳しく、 森山さん自身も乗り気ではなかった。 だが、関連の文献を読みあさったり 署名を集めたりする生徒たちの情熱に突き動かされた。 94年には、兵庫でのクマ狩猟の禁止を「勝ち取った」。 同協会を立ち上げた97年春以降は、林業被害などが原因で 動物保護に反対する住民とひざをつき合わせて話を聞き回った。 奥山には、人工林のスギではなく、ブナやミズナラなどの 実のなる広葉樹が必要だと感じて、植林活動を続けてきた。 住民が奥山放獣に反対するため射殺が相次ぐ石川の現状について、 「このままでは兵庫のように絶滅への道を突っ走ってしまう」と危惧した。その上で、 「21世紀は水を求める時代になった。 クマの射殺に胸を痛める皆さんの思いが自然を守る力につながり、 豊かな水をもたらす」と結んだ。 (12/5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月05日 21時05分10秒
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