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治療中断:開業医の5割が経験 東北6県、全国上回る--患者の経済的理由で /宮城
全国の保険医協会が会員の医科と歯科の開業医を対象に行った「受診状況実態調査」で、「患者が経済的な理由から治療を中断したり、検査や治療を断る事例があった」との回答が東北6県合計では49・0%に達したことが分かった。全国集計(38・5%)よりも10・5ポイント上回った。保険医協会は「症状の悪化が懸念されるので、患者が費用の心配なく受診できるよう、保険料や一部負担金を軽減するなどの対策が必要だ」と国や自治体に訴えている。【垂水友里香】 各県の保険医協会に、開業医から「無保険者が目立つようになった」「痛みが引かないまま治療を中断する患者が増えた」などの声が寄せられたことを受け、今年初めて調査を実施した。調査は、医科・歯科の開業医会員にアンケート用紙を配布。東北6県の発送数は5066通で、1043通を回収した(回収率20・6%)。 「この半年間で経済的な理由で治療を中断・中止する事例があった」との回答は東北6県全体で49・0%。一番高かったのは山形県の60%で、一番低いのは秋田県の45・3%。宮城県は52・5%だった。6県とも全国集計を上回った。 中断した病名・事例では、医科では、糖尿病▽高血圧症▽高脂血症、歯科では歯周病などが目立った。宮城県保険医協会は「症状が表れにくく、長期の治療が必要な疾患で中断事例が多い」と分析している。 また、「経済的な理由で治療・投薬を断られたことがある」と回答した医療機関は東北6県合計で49・8%で、全国集計(43・1%)よりも6・7ポイント上回った。一番高いのは青森県の79・2%、一番低いのは秋田県の42・6%。宮城県は52・5%だった。 宮城県保険医協会事務局の笠井一臨(かずみ)主幹は「行政の対策が必要だ」と話している。 先日全国の結果が出ていましたが、東北はかなり悪いようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.24 23:36:20
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