レメディー医者のひとりごと

2009/08/08(土)22:48

精神疾患の治療と生活習慣病

治療(21)

人間の構成要素は肉体、エーテル体、アストラル体、自我の4つに分けられる。そして、もっとも肉体的要素である四肢においては筋肉が温め、骨が冷やす、腹部領域では小腸が温めて大腸が冷やす、胸部領域では心臓が温めて肺が冷やす。自我の領域では右脳が温めて左脳が冷やす、あるいは、大脳皮質が冷やし、脳幹が温める。ここに4領域における陰陽を見ることが出来る。 少し領域を広げて見るなら、心臓という太陽と中枢神経という月が、温める働きと冷やす働き、宇宙的働きと地球的働き、広げる働きと縮める働きに対応しており、心臓と脳の対応においても陰陽の対比がなされている事も容易に見て取ることが可能である。 ガンという疾患とうつ病という疾患は肉体領域と中枢神経領域における疾患対応の関係にある。 それでは統合失調症はどうかと考え、見霊的にこれを見ると、実は現在生活習慣病と呼ばれている疾患がこれに対応すると見て取れる。 生活習慣病はその名前の通り、本来的には生活習慣、「食、運動、睡眠、排泄、環境」を整えて神の恵みによりこれを癒すべき病なのだが、神の恵み感じることを忘れてしまった現在の人間は、薬剤でもってこれらの疾患状態を強制的に正常に近づけようとする。この時、生活習慣病をもつ人間存在を通じて霊界に至ろうとしていた(主に食物に由来する)霊的力と存在はその行き場を失い、異なる表現経路を探すことになる。その表現経路になってしまう人が現代医学では統合失調症などと呼ばれている。 薬剤による強制的な体質の矯正が行われるようになった事が、過去においてクレッチマー分類などと呼ばれていた、一般人の体型と精神状態の対応関係までも不明瞭なものにしてしまっている。そしてこの不明瞭化のプロセスで、薬剤を服用した個人の中から失われた性質と、全く正反対の性質を統合失調症やパニック障害の人々は経験する事になる。もっと具体的に説明するならコレステロール降下剤で熱意や勇輝が減弱する人が増えれば増えるほど、この世界にはパニック障害の人が増えることになるという事である。もし、コレステロール降下剤の投与がある人物に対してなされなければ、その人物はその高いコレステロール値に一致した創造性や生殖力を発揮したはずであり、その人物の家族やパートナーに対して本来的には幸せを創造し得たかもしれない。その周囲の人々の幸せが失われた事に対応する叫びとして、統合失調症の人やパニック障害の人は、恐怖や悲しみを経験する事になる。現実の世界と霊的世界ではすべてが逆転するためにこの現象が起こる。アストラル界では時間軸が逆であるだけではなく、内側と外側も逆になる。これはそれを体験する以外には理解のしようのない事実である。ーホ・オポノポノの存在とその奇跡は、このアストラル界の事実を分かりやすく世界に示しているー 統合失調症の患者さんの血液には一見しては異常がないように見える。少なくとも一般の内科検査では明らかな異常は見て取れない。治療と回復を求める医師にとっては、ここに大きな落とし穴がある。 チベット医学が長い歴史とその見霊的診断能力から得た結論は「心を治すには体を治せ」「体を治すには心を治せ」の原則である。 現在の地球人類に蔓延している「無神論」あるいは「物質主義」の狂気から人を救うには、実は人間の肉体を回復させる必要がある。そしてその回復は神の恵みを感じ、信じる様式で行われなければならない。その様式、その道筋こそが「食事、運動、睡眠、排泄、環境」を整え、忍耐を持ってすべての運命を受け入れる行動の様式である。 この行動様式を自動的に確立する事が出来ればガンも精神疾患も回復へと向かう。そのシンプルな道が「ケトン体生活」とも呼ばれる少食の生活様式である。 血中ケトン体が持続的に発生するような、炭水化物制限と総カロリー制限を伴う生活では、中枢神経系の通常のブドウ糖による代謝に代わり、ケトン体による脳代謝が活性化される。この脳の活動様式こそが自然治癒をもたらす霊的な経路、自己免疫の活性化を人間にもたらすと見てとることが出来る。 「少食こそが世界を救う」と主張した甲田光雄先生、そして「食が運命を左右する」と喝破した水野南北師、この2人が述べていることを理解する事なしには肉体、エーテル体、アストラル体、自我(霊)を視野に入れた真の統合医療を理解することもは出来ないだろう。 私は、これらの真理を私に教えてくれた神様と患者さまに変わらぬ感謝を捧げます。 Peace of I 石川眞樹夫

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