レメディー医者のひとりごと

2014/09/06(土)00:28

感情を変容昇華する薬剤としてのバッチフラワーレメディの作用機序

未来の医療(40)

西洋薬による対症療法(逆症療法)は、それだけでは全くと言って良いほど『病の真実の姿』にそぐわない治療法です。 一方、バッチフラワーレメディーは、私たちの個性を通して「真実の自己」の輝き(=霊的な輝き)を輝き出させる手助けをする治療薬であり、根本療法のひとつです。バッチフラワーレメディが作用するプロセスの中で、私たちは一人一人が、本来の自分らしさを取り戻して、真の個性を発揮出来るようになって行きます。 (私が、バッチフラワーレメディーが、人間の世界と天の世界(ハイセルフの領域)を結びつけるように働くと理解出来たこと、その作用機序を認識し得た事は、アントロポゾフィー医学の学びと修練によるものです。ここに述べる事柄は、アントロポゾフィーの認識の仕方を、バッチフラワーレメディーに対して適応することで得られた理解です。) バッチフラワーレメディーが私たちの輝きを強めるのは、主に、私たちの「内なる魂の輝き」を遮る「自己矛盾」に由来する混乱した感情エネルギーのチャクラへの付着を、そのエネルギーを昇華させるという形で消し去る事によります。 具体例をあげて説明します。 バッチフラワーレメディーには憎しみや怒りを愛に変化させると言われる、ホリーというレメディーが存在します。このレメディーはクリスマスの飾りとして有名なセイヨウヒイラギ(クリスマスホーリー)の花から作られます。この木は、普通低木で、縁に刺のある葉(怒り、憎しみ、恐怖を象徴する形態)をもち、4月から5月ごろ白い小さな花を咲かせて、11月頃には球形の赤い実をつけて、クリスマスの飾りとして用いられます。 さて、このホリーという植物は自然界の中でいったい何をしているのでしょうか? (ここから先の洞察はアントロポゾフィーの視点で植物を見た時に得られる理解です。)簡潔にいうなら、ホリーは、愛と恐れ、愛と憎しみの葛藤を克服して、それらの力を変容させて無垢の愛の象徴である白い花を咲かせているのです。このプロセスは、地、水、風、火(お日様)の錬金術です。 アントロポゾフィーでは、この世界で、人間の外側に存在しているように見える生き物はすべて(厳密に言うなら鉱物も含めた世界全体が)、実は人間が現在の形をとるにあたって、自分の外部に分岐させた、あるいは取り残して来た、人間本来の能力そのものだと理解しています。つまり、ホリーは、本来人間に備わっている「憎しみを愛に変容させる能力とプロセス」が、外界に集約された姿であり、その情報(霊的な姿)なのです。そして、植物の種が、その小さな姿の内側に将来の大木のすべての潜在的な情報を備えているのと同じように、植物の花は、その花が形成されるまでの植物全体のプロセスの結晶そのものです。ですから、その花から抽出された情報というのは、ホリーという植物がその花を形成するために経験した、憎しみや怒りを愛に変えるプロセスそのものを伝えるものなのです。これを、水という媒体を通じて、人間システムに適応する事で、人の身体の全細胞が、また内分泌システムと経絡のシステム、チャクラのシステムが、その情報を学び、水の結晶がそのクラスター形態を容器内の液体全体に一瞬にして伝達するのと同様に、植物が地上的要素から始めて、水と風と熱によって、霊的光である花を形成したプロセスを、人間のシステムが学び、変容が生じます。 これがバッチフラワーレメディーの作用機序です。

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