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テーマ:猫のいる生活(139370)
カテゴリ:我が家の猫
新たな家族、盲目にゃんこの小雨(こさめ)くんです! ここしばらくブログを全く更新していませんでしたが、8月末から10月末までの約2ヶ月間、保護した子猫の治療とお世話に専念しておりました🙇♀️ これまでの経緯や子猫の様子などをこちらの記事でお伝えできればと思います。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 台風が近づいていた8月30日と31日。 2匹の兄弟猫を保護しました🐈⬛🐈 30日のお昼前、家の敷地内から子猫の鳴き声が聞こえました。 これは…と思い、窓から確認すると生垣付近に小さな子猫が2匹、兄弟で寂しそうに泣いている姿が見えました…! 庭の井戸の、囲いが壊れた部分から出入りしている様子も見えて、どうやらお母さん猫に置き去りにされてしまったようでした。 1匹は茶トラの子、もう1匹はキジトラで目が見えない様子の子でした。 。大雨が降り始めたのですぐにも保護しなければ!と、猫のおやつを器に入れて飛び出しました。 茶トラの子は比較的健康そうで、しっかり警戒心があり、逃げて隠れてしまったためこの日は断念。 (後日保護し、保護活動をしている方に引き取っていただきました。この茶トラくんもずっとのお家が決まりました) キジトラの子はこのままでは本当に危ないと感じ、おやつを近づけたり呼びかけたりしてなんとか近寄ってきてもらいどうにか捕獲しました。 目が見えず、クルクルと一方向に回りながら周りに何があるか確認するような歩き方をしていました。 そして何より体がとても小さい…! 兄弟の茶トラよりもだいぶ小さく、だけどしっかり耳が立っていて歯も生えている…ということは生後1ヶ月くらい…!? 乳飲み子と変わらない大きさで、本当に本当に心配でした😭 保護してまずはおやつを食べてもらい、シャンプーをして体を温めました。 その後すぐに動物病院に連れて行き、体重を測ったり駆虫薬を打ってもらったり、目薬をもらって開かない状態になっている目の治療を始めました。 この時の体重は200g…!本来は400gあるはずの月齢で半分くらいしかありませんでした😢 念の為、先住猫の小町と隔離した場所でしばらくお世話をしていました。 目薬治療をしていくと少しずつ瞼が開いてきました!…が、実は開いてきたというより緑内障の末期症状にもある眼球肥大により、眼球が日に日に大きくなり飛び出てきてしまっていました。 あまりに飛び出てきてしまい、何かの拍子に眼球が落っこちてしまうのでは…と子猫自身より私のほうが不安になるほど、心配で仕方なかったです。 それまで通っていた動物病院では目薬での治療しか今はできないとお話を聞いたので、別の病院で診てもらうことにしました。 確かにこれだけ体が小さいと大きな治療はできないんです…。 別の病院で診察をしてもらいましたが、やはりすぐに手術は難しくリスクが大きすぎるということで、親身になって相談を受けてもらった結果、「内服薬を飲みながら様子を見て、ドライフードを食べて体重を1kgくらいまで増やす」ことを目標にお世話をしていくことになりました。 先生お手製のエリザベスカラーをつけてドライフードたくさん食べる月間がスタートしました! ドライフードも栄養いっぱいの療法食のサンプルを3袋もいただき大変ありがたかったです🙏 期間中、お腹に寄生していた条虫(マンソン裂頭条虫)がうんちと一緒に出てきたのでそちらも駆虫! 体が小さかったのはコイツが悪さをしていたからです…栄養を全部取られちゃう…良かった出てきて…😮💨 それからはみるみる元気になり、家中を歩き回ったりオモチャに戯れてみたり、猫らしく動き回る様子が見られてとても嬉しかったです。 小町もどうやらお世話をしてあげたかったようで、子猫を解放した途端ついてまわって隙あらば毛繕いをしてあげていました。 日に日に元気さを増し、ヤンチャさ、強気な性格、甘えん坊な姿をどんどん見せてくれました。 目が見えないとは思えない堂々とした足取りになり、猫らしい身体能力の高さも披露してくれるんです。 そして2週間経ったところで一度病院で診てもらい、500gまで増えたのであと2週間体重を増やしたら両眼摘出の手術をするということになりました。 目を引っ掻いてしまったり感染症にかかるリスクがなくなり、今より清潔に快適に暮らせるようになるので絶対に手術はしてあげたい気持ちでしたが、やはり手術自体のリスクも不安で複雑な気持ちで手術日を迎えました。 4日間の入院を経て無事退院!よく頑張りました👏 と、安心したのも束の間…。 術後の左目元がなんだか腫れている…でも術後の腫れはよくあることだし…と様子を見ていたら日に日に腫れが大きくなっている! これは次の日に病院で診てもらおうと思っていた矢先、子猫がエリザベスカラー越しに腫れた部分を足で掻いて傷が!🙀 血混じりの膿がしばらく出続けて、憔悴しながら消毒液を含ませたコットンで拭いとる飼い主…一番ヒヤヒヤした瞬間でした。 次の日すぐに病院で診てもらうとやはり皮下膿腫だったようで圧迫して膿を出し切ってもらいました。 膿が水っぽいものでそこまで大きな傷にはなっていなかったので内服薬で治す方向に。 数日で落ち着いてしっかり治ってくれたので良かったです。 たくさんの壁を乗り越えた小雨くん、抜糸も片目ずつになりましたがエリザベスカラーをつけた状態でもとってもアクティブ! 目が見えないしキャットタワーは無理かな〜と思っていましたが、そこはやはり猫。 身体能力の高さと好奇心の強さを甘く見ていました…一番上まで自力でグイグイ登っています!流石です!👏 そして両目の抜糸が終わりついに外れたエリザベスカラー…。 今までよりずっと身軽に自由に動き回れるようになりました!よかった! 病院から帰ってきた小雨を見るなり、毎日の楽しみであるおやつを珍しく丸ごと残した小町ちゃん。 「いらないの?」と何度聞いても小雨の方を見るばかり。 「小雨にあげる?あげちゃうね!」と言って小雨におやつを差し出して、小雨が食いついた瞬間に保護した日の記憶がパッと脳裏に浮かび…。 あの時と同じようにおやつを食べる子猫の姿、でも目の前にはあの時よりずっと元気で自由になった小雨の姿があり…色々な感情が湧き出て飼い主は泣いてしまいました🥲 約2ヶ月間たくさんたくさん頑張ってくれてありがとう!これからもずっと一緒にいてね、元気に暮らしていこうね! その後は我が家で健やかにのびのびと毎日を過ごしてくれています。 小町お姉ちゃんの愛ある指導のもと日々猫社会を学び成長し、飼い主を追いかけてくっついて甘えて、それはもう楽しそうに暮らしています。 小さかった体も今では1.5kgです、大きくなったね! 遊び方や寝るタイミングが小町と全く一緒で、なんだか本当の兄妹のようで微笑ましいです。 飼い主に怒られた時の反応も一緒!🤭 小雨が隔離された状態の頃から気にかけてくれた小町はお世話をしてあげたくて仕方ないみたいで、小雨の方はやはり目が見えないため猫同士のコミュニケーションが難しく距離感が掴めないみたいで、どうにも気持ちがすれ違ってしまう様子。 2匹は仲は悪くないけどまだ仲良しと言えるほどの関係にはなっていないです、でもお互いに不器用ながらも距離を縮めていっています。 ゆっくり、たまに飼い主が間に挟まりながら、のんびり仲良くなってもらえたら良いなと思っています。 飼い主はこの2ヶ月間でたくさん成長させてもらいました。 自分の未熟さや出来ない事の多さ、初めてハンデを抱えた猫をお世話する不安さ、必要な責任との向き合い方、色々な心配事に直面してはメソメソと弱気になる期間がありました。 それでも元気に日々頑張って生きている小雨にはたくさん励まされました。 ごめんね、飼い主がネガティブになってしまって。 小雨や小町と一緒に治療期間を乗り越えてきた経験は忘れ難いものになりました。 大切な2つの命、絶対守っていくからね! 🫶 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 突然のブログ更新停止と、ブログでの報告が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 ちょこちょこアクセス数などを確認していましたが、更新していない期間も訪ねてくださる方がいたり、記事を読んでくださっているのを見ていました、本当にありがとうございます。 またこれからゆるゆると日々の暮らしについて、好きなアイテムについて、そして猫たちについての記事を更新していこうと思います。 これからのliving in hidingもあたたかく見守っていただけたら幸いです。 長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。 ishikayaka お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.11.10 23:49:46
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