不動産投資マイスター

不動産投資家と不動産業界人の二足のわらじを履いている私の下には日々結構な数の情報が入ってきますが、最近の傾向として一昔前の「不動産ブローカー」さんの様に信ぴょう性の低い情報を発信する業者が増えてきていると感じています。

これは個人の見解ですが、どうも（不動産）業界に従事する人の中には、殊更に自分のことを大きく見せたがる人が多い様に思います。
そう言えば私自身も二十歳台の頃は、やたらとハッタリをかましていました。
ただ、あの頃は「インターネット」なんて言葉すら知られていない時代だったので。私のハッタリが事実か否かなんてことは誰も調べられることは出来なかったので良かったですが。
現在はネットを叩けば、その情報が確かなものは否かはある程度調べられるので、嘘やハッタリは直ぐにばれてしまいます。
それなのに、相変わらず信ぴょう性の低い情報を流したり、フェイクと言われても仕方のない様な情報で集客したり、何ともレベルの低い販社が相変わらず多いのにはビックリ、そしてガッカリです。
やはり「千三つ屋」業界なんだな、つくづくと思います。

しかも最近は、資料請求してきたお客様の個人情報を流したり、それらを利用する（大手）販社が存在するようです。
実は、先日から自宅へ販社からの問い合わせ電話が増えてきたのですが、そもそも普段、自宅の電話は全く使っていないので、掛かってくること自体考えられなかったので、自分でも首をかしげていたのですが、思い返してみるの先月の後半か今月上旬だったか、とある大手販社へ資料請求した際に何とはなしに自宅の電話番号を入力してしまったことを思い出しました。

「多分、その情報が流出したのだろうな～」なんて考えていたら、先ほど、また某大手販社（上述の私用請求した販社ではありません）から電話連絡がありました。
真面目そうな若い男性の声で頼んでもいない物件のセールスを始めたのですが、ちょっと意地悪心もあって「ところでなんでこの電話番号を知っているのですか？御社に知らせた覚えはないのだが」と振ってみたところ、もう可哀そうなくらい動揺した声で「マップで知りました」と訳の分からない回答。
「エッ、マップですか？マップに私の電話番号が載っているんですか？」と振ると、今後は「ハイ、マップから調べました」と言い出す始末。
どこにも知らせていない電話番号が（どのマップなのか、は知りませんが）載っている訳がありません。
例え載っていたとしても、その人はいきなり収益物件の話をしてきたのです。
私が不動産投資家で物件を探している、なんて情報がマップに載ることはあり得ないでしょう。

それ以上、いじめるのも可哀そうなほど狼狽し始めたのでその辺で追及は止めにしましたが、業界を代表する大手販社が、個人情報をこの様に不適切に扱う事実を知るとこの業界のレベルの低さを改めて認識させられ嫌な気分になりました。
業界のレベルの低さと言えば、今回の大手販社だけでなく、私がこのブログでもよくディスっている大手ポータルも相変わらず迷走していますね。
この辺りは、また回を改めて書かせてもらいます。