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カテゴリ:福祉
前回のブログでも書きましたが、先日、11月と12月のセミナーでお話する情報を集める為と、系列会社である株式会社福祉医療の営業も兼ねて2日間にわたり、群馬県内にある大規模な精神科病棟を持つ(複数の)病院を訪ねてきました。 大規模病院の相談員さんはドクター並みにお忙しく、余り長い時間はお話を伺えませんでしたが、どの相談員さんも「障がい者グループホーム」の必要性は強く感じていらっしゃるとのこと。 しかし、地方と東京では、その程度には若干の温度差があるのも事実の様です。 東京都内の大規模病院では退院時に自宅に戻れる方は4割程度とのことでしたが、群馬では6割程度以上がご自宅に戻るそうです。 自宅の広さやご近所との人間関係、そして家庭内事情の違いがこの差の大きな要因なのでしょうが、市町村によっては障がい者福祉に対して割ける予算事情もあって「障がい者グループホーム」の開所が進んでいないことも自宅に戻る割合が高くなる原因の一つに挙げられます(市町村によっては一部業者による談合の様な状態を容認しているケースもあります)。 しかし、それでも「需要が増える⇒物件数が増える」⇒何らかの価値や特徴を持つ必要性が上がってくるのは間違いありません。 確かに需要規模に対して供給が追い付いておらず、しかも当面は同様の状況が続くと思われるので、一般的なレジで見られる様な過当競争にはならないと思いますが、それでも立地面やクォリティ面で一定レベルに達していないグループホームは選ばれなくなるでしょう。 それなのに(先日のブログでも嫌味として書きましたが)「ブルーオーシャン:」やら「営業の必要なし」なんて言葉で集客をしている団体があることには驚かされます。 やはり、ソーシャル・ビジネスにも「原理原則」があり、それから大きく外れてしまうと立ち行かなくなり、淘汰されてしまうでしょう。 今回のセミナーでも、このことをしっかりと踏まえて福祉医療協力会の必要性をお伝えするつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月12日 11時05分47秒
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