ヴィシニョーワのすべて
今日は大阪のフェスティバルホールへ,マリンスキーバレエ団の公演「ヴィシニョーワのすべて」を見てきました。着付け教室の友達(オペラやバレエに造詣が深いく、東京まで見にいかれる)と行ったのですが、彼女のお勧めだけあって、とてもよかったです。私は世界的なバレリーナというと、女性ではシルヴィ・ギエムくらいしか知らなかったのですが、このヴィシニョーワさんも世界で5本の指に入るような人(だから公演タイトルも「ヴィシニョーワの全て」なんですが)だそうです。昨日は彼女は出演しない「白鳥の湖」全幕で、今日は彼女のための、いわばバレエ名作の名場面集。「シンデレラ第2幕」、「バヤデルカ第2幕」、「ジュエルズより”ルビー”」で、3つの作品のハイライトをたっぷり堪能できました。これって日本の歌舞伎公演に似てるかも。バレエは、熊川哲也のK・バレエカンパニー公演を何作か見てますが、今回バレエの本場とも言えるロシアのバレエ団の公演を見て、やっぱり「古典バレエはロシア」だなあ・・・としみじみ思いました。今回はオケも連れてこられてますが、音楽と舞踏が一体となって、また主役のヴィシニョーワはもちろん素晴らしい(まるで宙に浮いているかのようなリフト、トゥシューズで立っていても微動だにせず、また妙に力が入ったような緊張感も感じられず、ただ自然にすっと立っている)ですが、そのほかのメンバーも、日本だったら全員が主役を張れそうな方々。また、スタイルもルックスもいいのでバレエの衣装が似合うこと似合うこと。白い肌に彫の深い顔立ちに長い手足。チュチュも白タイツもばっちり!目の保養になりました。