正倉院展
友人から招待券を2枚もらったので、母親を誘って奈良国立博物館へ正倉院展を見に行ってきました。友人から「すごい人だから、開館すぐに入れるように行った方がいい」と言われていたので、朝8時に近鉄京都駅で待合わせをして9時前に到着したのですが、すでに入口前に行列が出来ていて、入場も始まっていました。列に並びはしましたが、館内にはすぐに入れました。しかし、既に館内はかなりの人で、最初の展示室は今回のメインの展示品である螺鈿の碁盤(正式名称は覚えられませ~ん)や鏡があるので、ガラスケースの前は既に2重3重の人垣が。特に碁盤は、碁石や収納箱も別々に展示されていましたが、どれも素晴らしかったです。象牙の碁石1つ1つに鳥の絵が線刻されていて、朱と紺に染められているんです。もう可愛くてきれいで、1つ分けて欲しい!と思いました。正倉院展は数年ぶりに見に行ったのですが、前に来たときは「なんでこんなぼろぼろの布まで展示するの???」と思いながらちらっと見るくらいで通り過ぎていた綾や錦の展示コーナーも、着物にはまった今となっては、「これが「正倉院文様」のルーツなんだ~。こういう模様の帯とかあるよなあ~」と、実に興味深く見ることができました。正倉院展の後、本館の一般展示「天平時代から鎌倉時代の仏像展」も見ましたが、国宝がごろごろ展示してあって、こちらもけっこう見ごたえありましたし、なによりお客さんが正倉院展の5分の1もいなかったんじゃないか?という感じで、ゆっくりじっくり見られて良かったです。両方を見終わったら、時間は11時半くらいになってましたが、正倉院展の入場待ちの行列は、明らかに朝よりも長くなってました。友人のアドバイス通り早く来てよかったです。