篤姫最終回「一本の道」
今年は視聴率が高かったと評判が良かったNHK大河ドラマ。「おんな太閤記」以来、ほとんど全作見ている私は当然今年の「篤姫」も全回見ていました。視聴率が良かったからか、ここ数年は49回だった放送回数も50回ありましたし、総集編も3日間かけてありますし、往年の大河ドラマ全盛期に戻ったような扱いで大河ドラマファンとしては嬉しい限りです。でも、「篤姫」より「秀吉」の方が視聴率が良かったのは意外でした。個人的には「篤姫」のほうが面白かったように思いますし、「秀吉」の最後の数回の放送は、なんかそれまでの色彩とがらっと変わって暗く重苦しく何が言いたいのかわからないような感じだったので、「秀吉」よりは「新撰組!」の方が良かったと思うのですが、視聴率で負けていたとは・・・。まあ「篤姫」はやはり「お姫様」のシンデレラストーリーで、わりと誰でも感情移入しやすいキャラクターでしたし、大奥が舞台ですからセットも衣装も華やかでしたし(毎回、篤姫や大奥の皆様の内掛けに見とれていました)、ストーリーも史実のややこしい部分(家茂の生母様は全く登場させないとか)はカットして、わかりやすいものになってましたし、毎回一話の中に必ず山場が盛り込まれてましたから、見ている人を飽きさせず、最後まで高視聴率をキープしたんだろうと思います。来年の大河ドラマ「天地人」は時代は戦国時代ですが主人公は直江兼続とあまり一般的に知られていない武将なんで、いくら妻夫木くんが主役でも視聴率がまた下がるんじゃないかと心配していましたが、他のキャストを見てびっくり。上杉謙信が阿部寛、兼続の「永遠の主君」上杉景勝が北村一輝、その他上杉景虎が玉山鉄二、石田三成が小栗旬(で、淀君が深田恭子)、真田幸村が城田優(その妹役が長澤まさみ)、伊達政宗が松田龍平(その妻の愛姫は「独眼龍政宗」の渡辺謙さんの娘の杏さん)、とさながら「イケメン☆パラダイス」な顔ぶれ。上杉景勝とそのお小姓だった直江兼続はボーイズラブな関係というような歴史上の裏話もあったりと、なんだか腐女子の皆様にも受けそうな大河になりそうで、すっごく楽しみです。