2007/08/21(火)00:06
ISOに無駄はあるか?
「ISOの要求事項には、自社に不要で無駄な部分が多い」
と聞くことがあるが、本当に不要な部分があるのだろうか?
例えば「緊急事態への準備及び対応」。
「緊急事態」の解釈を災害(地震や火事)に限れば
滅多に起きることではないので、一般的に必要と言えば必要だが・・・
という程度だろう。
しかし、緊急事態は災害だけではない。
「自社にとっての緊急事態とは何か?」と考えれば
事故、機械の故障、下請の納期遅れ、etc・・・
思いつくことは様々。
自社にとって何が起こったら困るのか、
それを考慮しリスク管理を行うなど、自社に必要でメリットのある
事を考えていけば無駄などない。
ISOで「無駄」と思えるのは必要以上の事をしているか、
自社に本当に必要なことが見つけられずにISOで一般的に
行われていることをただ、おざなりに実施しているのではないか?
と考え見直すことも大切である。