カテゴリ:My舞Flamenco
また、一人芸術を極めた人がこの世から去った。
1991年3月ガデスの引退公演を新宿で見たのが、初めての”生で見る”フラメンコとの出会い。”カルメン”舞台中央にあった鏡の前で踊る彼の繊細で俊敏な姿が 印象的。 ヒターナというより,洗練された粋で,品のある?雰囲気を漂わせるフラメンコじゃないですか。現代のきれいなフラメンコとは、またひと味違うような気がする。 私にとってフラメンコって、こんなに身近で習えるものだと知らなかった時代。ただただ舞台に立っている踊り手感動したのを今でも忘れない。あのときのパンフとカルメンのDVDは、私の大切なものの一つ。 以下フラメンコサイトより引用。 http://www.esflamenco.com/ Antonio Gades バイラオール (ダンサー) 本名: Antonio Esteve Renas 生まれ: 1936 Elda, Alicante 論評家、観衆、ジプシー、パジョ(ジプシー以外の人)、バイラオーレスや舞踊家たちは皆、アントニオ・ガデスは20世紀のスペイン舞踊界において最も重要な人物だと云う点で意見が一致している。本能的、直観的な舞踊家に対し自分は学校で学んだ踊り手であることを認めているが、双方のバイレ様式が相互に補完しあうことを重視する立場をとる。 ピラール・ロペス舞踊学校で本格的に踊りを学び始め、そこでスペイン民族舞踊である、ナバーラのホタ(ナバーラ地方の民族舞踊、音楽)、アンダルシアのフラメンコ等あらゆる民族舞踊を習得、後にクラシック舞踊を加え完結した。ピラール・ロペス舞踊団メインダンサーとなり、60年代中頃にクリスティーナ・オジョス、ルイサ・アランダ、ホセ・アントニオ、エル・グイト、エミリオ・デ・ディエゴ、アントニオ・ソレーラ、ホセ・メレセといったアーティストから成る、自身の舞踊団を結成。数多くの重要な賞や表彰を受けたが、中でも1983年の国家芸術賞の受賞が際立っている。 格別多作な創造者ではなく、彼自ら、「1年に3、4作品は創れない。それぞれの作品に全身全霊を捧げるし、時間や新しいものを提供できるための経験が必要であるから」と認めている。しかしながら彼の作品の幾つか、特に全世界で演じられた、アルフレド・マーニャスとの「ドン・ファン」、「血の婚礼」、「恋は魔術師」、「カルメン」らがもたらした重要性や革新は否定できない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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