2007/09/04(火)01:01
『水になった村』
水の中に村が沈んでいく。
いくつかのダムを見てきたけれど、水の中に何戸もの家が昔はあった
ということを、うまく想像できないでいた。
「水になった村」は、ダムに沈んだ岐阜県徳山村の
15年のドキュメンタリー映画。
何家族かのジジババたちが、村が沈んでしまうまで、できる限り暮らしたいと
移転地の街から戻ってくる。
深い山の中に住む彼らは、本当にたのしそうで、しあわせそうで、
何か大切なものを思い出させてくれて涙がでそうになってしまった。
お盆中、東京のポレポレ東中野までひとりで観にいったのだけど、
夕方の回は5人くらいしかいなかった。
9日9日(日)は18時50分から大西監督と田中康夫さんのトークショーがある。
私はダム問題について語れるほどの知識はぜんぜんないけど、
こういった山の暮らしがあったことを、この映画がより多くの人に
観てもらえることで、伝わったらいいなぁと思う。