名言、故事、ことわざ ときには世迷いごと MOOSE のブログ

2010/10/11(月)22:57

徳川家康、細川幽斎の「金のなる木」の話

雑学(20)

あるとき徳川家康が近臣に向かってこういったそうな。 世の中には「金のなる木」があるそうだが誰か知っておるか? しかし家来は家康の次の言葉を待っていたそうな。 家康は「知らぬなら余がこれをしめさん」といって絵を描いたそうな。 木の幹を最初に書き、これに三つの木をかいていった。 第一は 「よろずほどよ木」 第二は 「しょうじ木」 第三は 「じひぶか木」 「どうじゃ、ほかにもあろう。」 そしてそばに控えていた細川幽斎に答えをうながしたそうな。 幽斎は当代一流の文化人だけあってすかさず幹の左右に四本ずつの枝をかき加えたそうな。 右の枝には、このように書かれていた。  「あさお木」  「いさぎよ木」  「しんぼうつよ木」  「ゆだんな木」 左の枝にはつぎのようにかきくわえた。  「かせ木」  「ついえな木」  「養生よ木」    「かないむつまじ木」 どうですか? だれでも知っている十一本の木(気) だれでも知っているけど、すべて実行できている人は少ないかもしれません。 「これを常々心掛ければ必ず富貴を得られる」 ということのようです。 物事を成し遂げるには、根底にある「こころ」が重要になります。 信長、秀吉、家康は戦乱の時代を代表する武将です。 最後に勝った家康が一番優れていたとは断言しません。 しかし 家康が三人の中で一番辛抱強かったといえるでしょう。 非凡といえる人は、平凡であることを積み重ねているだけ。 平凡なことでも続かないので平凡な人のままなのです。 MOOSEの座右の銘 「平凡を極めて、非凡と為す」 おとなりの国では・・・・・ 「併呑(へいどん)をきわめれば大国となる」 併呑(意味・あわせのむ、他の勢力を勢力下に入れること。小国を併呑する)

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