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『ルネサンス 歴史と芸術の物語』
●池上 英洋 著 ●光文社新書 ●2012年6月初版第一冊発行 ルネサンスとは、15世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として古典復興を目指した一大ムーブメントを指す。しかし、古代の文化が復興した理由、あるいは中世的世界観から脱する流れに至った理由を明確に答えることはできるだろうか。 ルネサンスとは本来、何を意味し、なぜはじまり、なぜ終わったのか---。 皇帝と教皇による「二重権力構造」をもち、圧倒的な存在として人々を支配していた中世キリスト教社会は、いかにして変革していったのか。美術との関係だけで語られることの多い「ルネサンスという現象」を社会構造の動きの中で読み解き、西洋史の舞台裏を描く。 (本書紹介文より) チャオ! この本はたまたま図書館で手にしたのを「ヒマがあったら読んでみようかなー」と思って借りていたのでした。 …で、読み始めると、おもしろいこと、おもしろいこと! 高校時代の世界史でルネサンスを「イタリアにおける文芸復興」と教わりはしましたが、前後の歴史や諸外国との関係について、いかに無知だったか思い知らされました。 随所にカラー刷りの美術作品が紹介され、最終章には「ルネサンス期の美術家三十選」も紹介されてます。ヨーロッパ史ファンの方、オススメです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.15 16:18:48
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