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カテゴリ:毎日の生活
年初に『L25』で読んだ印象的なエッセイがある。
'a day in the life' 『「日常」つくり』 吉田修一 ~「日常」というと、どこかルーティーンで、凡庸で、退屈な日々を想像しがちだが、良く言えば、自分なりに過ごしやすくするために、制約はあれど改良に改良を重ねて作り上げた最良の日々とも言える。~ 上は私が最も印象に残った一文だ。 確かに、私は旅行に行っても、スーパーマーケットや学校に興味があるから、 よくお邪魔する。 雑誌やテレビでも、人の日常が垣間見られるのが楽しい。 それは一日のスケジュールであったり、部屋の様子であったり。 そこにその人となりが反映されているように思うのだ。 ちょっとしたところに、その人の魅力がぎっしり詰まっているような感じだ。 なんだかぼんやりと過ごしてしまう毎日の部屋での時間。 そのゆったりさが好きなんだけれど、もしこの私の生活が取材されたら、それを見た人は私の日常の生活に魅力を感じるかな。 そんなことを思ってみると、ちょっとぼやけた時間に凛とした音が加えられたように感じる。 こんなことをほんの少し考えながら、毎日の生活を洗練していけるといいなと思う。 先のエッセイではこんな風に締めくくられていた。 ~正月休みも終わり、またまた始まったいつもの日々に、ため息をつきつつ職場や学校に向かっている人も多いかもしれないが、2007年も始まったばかり、L25読者のみなさまの364泊365日の「日常」が、素晴らしい旅になりますように(略)~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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