2016年10月期の失業率と、1月1日にナイトクラブで発生したテロ事件の容疑者の拘束(続報)
今日(17日)はマクロ経済関係の記事としては、トルコ中央銀行(TCMB)が毎月発表しているものですが、トルコ人が保有する対外資産に関する統計に関する記事、トルコ銀行協会リスク・センターが毎月発表している貸出残高に関する記事、昨年はイスタンブルを含むトルコ全土でしばしばテロ事件が起こり、7月にはクーデター未遂事件も起こりましたが、それでも過去15年間で1億人以上の観光客がイスタンブルを訪れたという記事が出ていました(ただし、2016年単独の数字は記事中にはありません)。 経済関係以外では、昨日、オルタキョイのナイトクラブ「Reina」で1月1日に未明に発生した銃撃テロ事件の犯人が拘束されたという記事を紹介しましたが、この件に関するヴァスィップ・シャーヒン・イスタンブル県知事の記者会見に関する記事が出ていました。同知事は、「2017年1月1日午前1時15分頃に発生し、39人が亡くなった残虐なテロ事件の実行犯であるアブデュルガディル・マシャリポフが拘束された。1983年、ウズベキスタン生まれで、アフガニスタンで教育を受け、4つの言語を話すことができる優秀なテロリストであり、トルコには2016年1月に来たと考えている。2,000人の特別チームが捜査に当たり、コンヤ、ハタイ、イズミル及びイスタンブルの各県で諜報課とも協力しつつ、捜査を行った。152ヶ所で捜査を行い、50人を拘束した。また、その際、外国人テロリストである疑いのために、168人の外国人に対して必要な措置を取った(国外退去?)。容疑者は犯行を自供するとともに、指紋も一致している。容疑者と一緒にイラク人男性と、エジプト及びアフタにスタンなど3ヶ国の女性を拘束した。DEAŞのために犯行を行ったことは明白である。」などと説明しました。 その他のDEAŞに関する記事としては、ユーフラテスの盾作戦の147日目の戦果に関する記事があり、DEAŞに属する116の標的(その内の10の標的はアル・バブにおけるもの)が攻撃され、DEAŞ構成員20人が無効化されました。 また、逮捕されていたデミルタシュHDP共同党首には禁固43年から142年、ユクセキダー共同党首には禁固30年から83年を求刑する起訴状が作成されたという記事が出ていました。 今日は、昨日紹介できなかった2016年10月の失業率についての記事を紹介します。 今日のBIST-100指数も、大雑把に言えば「横ばい+右肩上がり」となりました。 寄付きは昨日終値から約390ポイント高い、82,100ポイント水準でした。しかし、その後急落して午前10時過ぎには今日の最安値を付けました。そこから午後2時過ぎまでは横ばいとなり、そこから上昇に転じました。午後3時半過ぎには82,400ポイント台に達し、その後はその前後の水準で取引されました。その間の午後4時過ぎに今日の最高値に達しました。結局、昨日終値から0.80%、約650ポイント更に上昇して82,000ポイント台前半で今日の取引を終了しました。 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村 今日紹介するのは、上でも言及しましたが、2016年10月の失業率についての記事で、昨日(16日)付けのAA(アナトリア通信)の記事です。 見出しは「失業率が発表された」です。 2016年10月期のトルコにおける失業率は、前年同月と比べて1.3ポイント上昇して11.8%水準となりました。 トルコ統計庁(TUIK/ TÜİK)は2016年10月の労働力統計を発表しました。 それによれば、2016年10月にはトルコ全体で15歳以上の失業者数は、昨年同期と比べて50万人増加して、364万7,000人となりました。失業率も、前年同月と比べて1.3ポイント上昇して11.8%水準となりました。 失業率は対前月比で0.5ポイント上昇しました。2016年9月には、失業率は11.3%でした。 同時期の非農業部門の失業率は1.5ポイント上昇して14.1%と予測されています。15~24歳グループの若年失業率は1.9ポイント上昇して21.2%となり、また、15~64歳グループの失業率も1.3ポイント上昇して12.0%となりました。 統計によれば、今年10月にトルコにおいて雇用されている人の数は、昨年10月と比べて41万1,000人増加して2,726万7,000人となりましたが、一方、雇用割合は変化がなく、46.2%となりました。 同期の農業部門の労働者数は16万8,000人減少しましたが、非農業部門の労働者数は57万9,000人増加しました。雇用されている人の内、19.5%は農業部門で、19.4%は工業部門で、7.6%は建設業部門で、53.6%はサービス業部門で雇用されていました。 昨年同期と比べた場合、農業部門で雇用されている人の割合は0.9ポイント、工業部門では0.6ポイント、それぞれ低下しましたが、サービス業部門では1.6ポイント上昇しました。建設業部門で雇用されている人の割合は変わりませんでした。 2016年10月の労働力は、昨年同月と比べて91万1,000人増加して3,091万4,000人となり、労動参加率は0.8ポイント上昇して52.4ポイントとなりました。同期の男性の労働参加率は0.2ポイント上昇して72.1%、女性は1.3ポイント上昇して33.1%となりました。 2016年10月には、いずれの社会保障制度にも加入していない労働者(闇就労(違法労働))の割合は、昨年同期と比べて0.3ポイント増加して33.9%と計算されました。 2016年10月の季節調整後の雇用者数は、前期と比べて2万3,000人減少して2,731万2,000人となりました。雇用率も0.1ポイント低下して46.3%となりました。 季節調整後の失業者数は対前期比で11万7,000人増加して361万1,000人となりました。失業率も0.4ポイント上昇して11.7%となりました。 季節調整後の労働参加率は前期と比べて0.1ポイント上昇して52.4%と計算されました。経済活動分野別の雇用されている人の数は、農業部門が6万9,000人、建設部門が4万2,000人、それぞれ減少し、一方、工業部門が2万2,000人、サービス部門が6万6,000人、それぞれ増加しました。 雇用されている2,726万7,000人の内の、1,849万4,000人は給与所得者で、総被雇用者の内の67.8%となりました。雇用されている人の451万9,000人(16.6%)は自営業、304万2,000人(11.2%)は無給の家族労働者、及び121万2,000人(4.4%)は経営者でした。 いつもどおり最後は市況です。 今日のBIST-100指数も、大雑把に言えば「横ばい+右肩上がり」となりました。寄付きは昨日終値から約390ポイント高い、82,100ポイント水準でした。しかし、その後急落して午前10時過ぎには今日の最安値(81,660ポイント水準)を付けました。そこから午後2時過ぎまでは横ばいとなり、2番底を付けた後は、上昇に転じました。午後3時半過ぎには82,400ポイント台に達し、その後はその前後の水準で取引されました。その間の午後4時過ぎに今日の最高値(82,540ポイント水準)に達しました。結局、昨日終値から0.80%、約650ポイント更に上昇して82,000ポイント台前半の、82,363ポイントで今日の取引を終了しました。 今日この時間帯は、為替相場は再びリラ高に転換しています。 (日本時間1月18日午前3時20分頃)。 ユーロは0.21%リラ高の、 1ユーロ=4.0251リラ、 ドルは1.12%リラ高の、 1ドル=3.7614リラ、となっています。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想トルコのナンバーワンビールです。【トルコビー...価格:380円(税込、送料別)トルコ ビールエフエス EFES PILSENER BE...価格:8,380円(税込、送料別)【JTB】ポイント10倍&送料無料!(トルコおみやげ)【トルコおみや...価格:3,465円(税込、送料込)【JTB】ポイント10倍&2,990円以上送料無料!(トルコ土産)【トルコ...価格:2,100円(税込、送料別)