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カテゴリ:社会問題
今日(17日)は日曜日でしたので、トルコのマクロ経済に関連する重要と思わる記事はみつかりませんでした。イスタンブルの新市街と呼ばれることもあり、世界で2番目に古い地下鉄やガラタ塔、ガラタサライ高校、路面電車(チンチン電車)やタクスィム広場などがあるベイオール区の最も有名な大通りであるイスティクラル通りに関する記事が出ていました。経済記事として出ていますが、観光とテロの関係にも言及されています。ベイオール美化・保護協会会長は、イスタンブルにやって来る観光客数が24%増加し、家賃が最大で50%低下したこと、また、イスティクラル通り改修工事が終了したことは、イスティクラル通りが昔のような賑わいを取り戻すための有利な点となっていることを指摘しつつ、「現在、イスティクラル通りに存在する商店の開店率は100%で、店舗の空きはなくなっている。」と発言しているという記事が出ていました。
経済以外では、テロ・治安対策に関する記事が2つ出ていました。いずれも、3月31日を安全に迎えるために実施されたものという記述があります。 PKK/KCKに対する作戦については、1999年2月15日に、PKK首領のアブドゥラー・オジャランが(ケニアのギリシャ大使公邸で)拘束されてトルコに連れてこられた日に合わせた抗議行動と3月31日の統一地方選挙を前に混乱を引き起こそうとする行動を準備していた構成員に対する作戦が実施されたと報じられています。165の作戦で685人の容疑者が拘束され、抗議行動を行った50人も別途拘束され、拘束者の数は735人となりました。作戦の結果、様々な武器や爆発物も押収されました。 内務省からの発表によれば、昨日(16日)に全国で一斉に、5万8,528人の警察官、ジャンダルマ兵士と235匹の警察犬などが参加して、4,623ヶ所の検問所で「トルコ安全安然(2019-1)」作戦が実施されました。20:00~23:00には、バーやナイトクラブなどでの検査が行われました。今回の作戦では、57万5,163人に対して身分証明書の確認が行われ、14万7,580台の車両と1万8,643ヶ所の娯楽施設の検査が行われました。今回の作戦で、殺人、窃盗、詐欺や、FETO/PDYをはじめとするテロ組織構成員などの容疑者3,673人が拘束されました。
今日は先日紹介できなったEUとの貿易の赤字縮小に関する記事を紹介します。
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今日紹介するのは、上でも紹介しましたが、EUとの貿易の赤字縮小に関する記事で、15日付けのAA(アナトリア通信)の記事です。 見出しは「トルコのEUへの貿易赤字が無くなっている」です。 トルコのEUに対する貿易赤字は、2017年の150億ユーロ水準から2018年には12億ユーロに減少しました。 ユーロスタット(欧州統計局)は、EUとユーロ圏の2018年の貿易統計を発表しました。 それによれば、トルコのEUからの輸入は、2017年には848億ユーロでしたが、218年には772億ユーロに減少しました。 トルコからEUへの輸出は2017年の698億ユーロから2018年には761億ユーロに増加しました。 その結果、トルコのEUに対する貿易赤字は2017年の150億ユーロから、2018年には12億ユーロに減少しました。 ユーロ圏の2018年の総輸出は、2017年と比べて3.7%増加して2兆2,763億ユーロとなり、輸入は6.2%増加して2兆821億ユーロとなりました。その結果、ユーロ圏の2018年の貿易黒字は1,942億ユーロとなりました。 同時期のEU全体の2018年の総輸出は、2017年と比べて4.0%増加して1兆9,549億ユーロとなり、輸入は6.5%増加して1兆9,775億ユーロとなりました。その結果、EU全体の2018年の貿易黒字は226億ユーロとなりました。(管理者注:ユーロ圏とEU全体の数字が逆になっているのではないかと思います。ユーロ圏方が、EU全体よりも大きいということはあり得ません。)
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Last updated
2019.02.18 19:24:36
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