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カテゴリ:社会問題
昨日は、結局、「エルドーアン大統領の演説」の紹介を追加することができませんでした。お詫びいたします。
今日(15日)は、昨日(14日)紹介するとお約束して、できないで終わってしまっていた「エルドーアン大統領の演説」についてと、15日の記事の見出しのみ紹介します。
励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。 昨日と今日、アナトリア通信(AA)には、次の記事が出ていました。今日はそのうちの1の記事を紹介します。 1(14日付)エルドーアン大統領は、『3600追加指標問題を来年末までに解決することを計画している』と発言 2 10月にトルコで13万7,401戸の住宅が販売された 3 10月には予算収入は1,140億リラ、支出は1,314億リラとなった 4 株式取引所は、今日、新記録で取引を終えた 5 BBVAの決定は、トルコ経済に対する信頼を確認するものである 6 外国人に対する住宅販売は今年10月間で、2020年全体の販売数を超えた 7 今年9月の賃金労働者の数は、年間ベースで9.3%増加して1,390万人となった 11月15日(最初の患者確認から615日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。 今日の検査件数: 35万933件 今日の感染者数: 2万3,852人 今日の死者数: 215人 今日の完治者数: 2万5,258人 今日、紹介するAAの記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『3600追加指標問題を来年末までに解決することを計画している』と発言」です。昨日(14日)紹介する予定だった記事です。どう見ても、クルチダルオールCHP党首の演説を意識した内容になっている部分も含まれています。今日はその関連部分を中心に、抜粋して紹介します。 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、イスタンブル・コンベンションセンターで開催された国家公務員労働組合全トルコ会議で行った演説を、国家公務員労働組合の傘下で、トルコ全土で労働問題に取り組んでいる人々への挨拶で始めました。 (エルドーアン大統領を始め、AKP関係者が軍事クーデターであると主張している1997年の)2月28日過程について言及したエルドーアン大統領は、次のように述べました。「ここにいる友人たちのほとんどは、トルコの19年前の状況を良く覚えている。ほとんどの人は、2月28日過程の時期の不吉な日々を、公務員、教師、あるいは大学生として現実に体験している。この中にも、あごひげが原因で取調べを受けた人たち、ヘッドスカーフが原因で退学させられた人たち、思想によって捜査された若者たち、身元(民族)が原因で追放された人たちもいた。親イスラム運動との戦いとの装いの下で、公務員を含む約600万人が(調査記録を作成されて)監視下に置かれた。国家組織で勤務する全てのヘッドスカーフ着用女性は、信仰と仕事の選択を迫られた。行政に加えて、経済から政治まで、市民社会から二尾の生活まで、あらゆる分野で、トルコ国民は大きな圧力によって、精神的・経済的損失を被っていた。」また、エルドーアン大統領は、国民の信仰及び文化と対立関係にあるクーデター思考がトルコ経済に対して3,000億ドル以上の被害を与えたと指摘し、「ケマルさん(管理者注:クルチダルオールCHP党首)は、脅迫を行っていないか。教師を脅迫している。士官を脅迫している。警察官を脅迫している。どの階級の公務員であろうと、普通の人も全て脅迫している。しかし、アッラーのお許しにより、私の公務員たちをこのような者たちの自由にはさせない。私の兄弟たちは、全てのこの事件と、これ以上の悪いことが、1,2世紀も前ではなく、つい20~25年ほど前で、この国の現実であった。」と述べました。 エルドーアン大統領は、障がい者と国家が保護を与えている人々の特別に認められている国家に雇用される権利を実現させていることも強調しつつ、次のように述べました。「この範囲で、教師をはじめとして、公務員・政府雇用労働者のかなりの部分が対象となる3600追加指標問題を、来年末までに解決することを我々は計画している。公務員労働組合連合会がこの問題の解決のために示してきた努力をすぐ近くで我々は見てきた。実際、我々が何年も前に約束し、解決の準備を行っている3600追加指標問題を奪い取ろうとしているCHPといった成果横取り主義者が存在していることを我々は承知している。それはさておき、トルコ国民と公務員の記憶にも、これらの事実は全て記録されている。神のご加護により、今後も、公務員労働組合連合会との協力関係と相談関係を継続し、我々は公務員の状況を改善させ続ける。全く差別することなく、誰ものけ者にすることなく、全ての人の安寧と福利のために、我々は働き続ける。これも、過去19年間と同様に、今後も皆で一緒に、お互いを助け合いながら、我々は実施していく。」 ここからは一言解説・雑感です。1997年時点で宗教の自由が大きく制限されていたことは、ある程度事実です。が、そのため、1997年以前の親イスラムの人々と、今の反エルドーアン(少しは反イスラム)の人々では、どちらが自由ではないか」との質問に対しては、意見は分かれると思いますが、管理者としては「今の方が制約・圧力が大きい」のではないかと感じます。「全く差別することなく、誰ものけ者にすることなく、全ての人の安寧と福利のために、我々は働き続ける。」と言うエルドーアン大統領の発言を鵜呑みにする人が、いったいどれだけいるのか、大いに興味があるところですが、管理者としては最大でも20~30%ではないかと思います。たぶん、10~20%くらいではないでしょうか(親イスラムの人は、「世俗主義(政教分離主義)者に対しては、否定的な態度をとるべき」との認識から、「全ての人に対して平等であるべき」とは思っていないと思われます。)。
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Last updated
2021.11.16 13:45:56
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