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2022.01.04
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カテゴリ:経済問題
 今日(3)は、202112月のインフレ率が発表になり、また、それによって公務員給与及び年金の引上げ率が基本的に決まり、閣議後にエルドーアン大統領が行った演説に関する記事が出ていましたので、今日はこれらを紹介します。

 今日の「(AAでは)記事ならない情報」としては、なんといってもインフレ率の発表を受けての議論でした。経済学者グループ(ENAG)が発表しているインフレ率(消費者物価指数)80%を超えていますが、各種の調査会社が行っているアンケートではほぼ半分以上の人はインフレ率を100%以上と感じているとのことです(ただし、思い浮かべているのは食料品など、極一部の消費財に限定されている印象です)。トルコには、TUIKの「40%弱」、学者グループの「80%強(90%弱)」及び国民のイメージの「100%越え」の3つのインフレ率(消費者物価指数)が存在しているという指摘がありました。かつ、TUIKの数字ですら、2002年にAKPが政権を奪取したときのインフレ率をすでに超え、過去19年間で最大の数字となっており、ベネズエラ、レバノン及びシリアといった国々と同じカテゴリーとなっている状態は、エルドーアン大統領の経済運営の失敗を極めて明白に示しているとも指摘されていました。

 一方で、AKPに対しては30%を超える支持率(最低賃金の大幅引上げ、1夜でのリラ高への転換演出によって、1%ポイント前後の支持率回復があったとしている調査会社もあります)を維持している状態が継続しています。1月の調査では、エネルギー価格の大幅引き上げの影響などで再び多少下がるとみられていますが、それでも30%を大幅に下回ることはないと考えられています。これらの状況から、「12月に行ったバラマキ政策などの効果が思ったほどではなかったことから、早期戦況を行うことはできないと判断した。そのため、バラマキ政策を継続させることはせず、コストを公民に転嫁することに方向転換した。」という推測が有力になっているように思われます。そのため、基本的には選挙は「3選禁止規定」に引っかからないぎりぎりまで引き延ばされることになるとの指摘です。MHPが連立を離れた場合には早期選挙が行われるとのことでしたが、管理者はMHPが単独で10%の得票率を超えることはまずありえないと考えますので、MHPの共和同盟離脱の可能性は限りなく少ないと考えます。その一方で、今後もエルドーアン大統領の経済運営が迷走し、唯一?自慢している「好調な輸出と経済成長、そして経常収支の改善(黒字化)」にも黄信号が灯る可能性も十分あるため、そうなった場合には、AKPの崩壊(集団離党)による早期選挙の可能性が高くなると推測します。実際、AKPが政権を奪取した2002年の選挙前には、当時の連立与党と解党されたイスラム政党(RP)から国会議員が集団離党してAKPに加わったことが、最終的に当時の連立政権を崩壊させ、早期総選挙を実現させたという歴史がありますが、今回も少し形を変えて同じことが実現しないとは限りません。

 なお、時々紹介してるディープな情報を提供する新聞記者が、昨日、「エルドーアン大統領がカリフ制の復活(カリフへの就任)を宣言するという説がある」との情報を紹介しました。それに対して、しばしば引用している解説者は、視聴者からの質問に答えて、「AKPの中心的支持層は中道右派・保守主義者(・民族主義者であり)であり、イスラム(保守派)主義者とは同義ではないため、カリフの宣言によって獲得(支持を固めることが)できる人と同じほどの支持離れも引き起こすことが予測され、全く得策ではなく、実施されることはない」と分析していました。管理者も常識論として全く同感です(ただし、「エルドーアン大統領が非常識な判断をしない」という保証はありませんが、、、)

 

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 13(最初の患者確認から664日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。

今日の検査件数:  368,913

今日の感染者数:  44,869

今日の死者数:   160

今日の完治者数:  27,492

 今日、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1~3の記事を紹介します。

1 (12月の)インフレ率が発表された

2 (事務系)国家公務員の最低賃金は6,429リラとなった

3 エルドーアン大統領から(事務系)国家公務員と年金生活者に対する追加給付の奇跡

 

 今日は、インフレ率に関する日本語記事を紹介します。

トルコ、19年ぶり高インフレ 経済混乱に拍車  1/3() 17:54配信  時事通信

 【イスタンブール時事】トルコ統計局は3日、202112月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比361%の大幅上昇となったと発表した。(中略)

 CPIの先行指標とされる生産者物価指数(PPI)は12月が799%の上昇となっており、インフレがさらに加速する恐れもある。 

 

 今日、最初に最紹介するAAの記事の見出しは「(12月の)インフレ率が発表された」です。今日(3)付の記事です。抜粋して紹介します。

 202112月の消費者物価(TUFE)の月間上昇率は13.58%で、対前同月比の上昇率は36.08%となりました。また、国内生産者物価(YI-UFE)は月間で19.08%、年間で79.89%上昇しました。

 トルコ統計庁(TUIK)の発表によれば、202112月までの12ヶ月間の平均では、消費者物価は19.60%、国内生産者物価は43.86%、それぞれ上昇しました。

 12月にはTUFEは前月と比べると13.58%YI-UFE19.08%、それぞれ上昇しました。12月のTUFEは昨年12月末と比べると36.08%、また、YI-UFEは昨年12月末と比べると79.89%、それぞれ上昇しました。

 AAフィナンスが実施したインフレ率予測アンケートに参加したエコノミストたちの12月のインフレ率に関する予測は月間ベースで8.54%、この数字による年間ベースの数値は30.05%と計算されていました。

 

 今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「(事務系)国家公務員の最低賃金は6,429リラとなった」です。こちらも今日付の記事です。

 AA記者が導き出した情報によれば、国家公務員給与と年金に対して行われる引上げ幅が明らかになりました。2022年に国家公務員の財政・社会権利に対する引上げと、国家公務員全体及びサービス部門に対する財政・社会権利については、2022年と2023年を含める第6期集団契約によって明らかにされていました。1月から有効となり、国家公務員と公務員から年金生活者となっている全ての人の給与・年金は5%の引上げが予定されていました。また、レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、2.5%の追加引上げの奇跡を与えました。
 2021年後半のインフレ率は25.47%となり、公務員給与と(公務員の)年金に対するインフレ率から生じる追加引上げによって、20221月以降は30.95%の改善が行われます。同時期のSSK(民間企業向け保険制度)Bag-Kur(自営業者向け保険制度)の年金は25.47%の引上げが行われます。この結果、家族手当などを含め、国家公務員の最低給与は4881リラから6429リラに、公務員の最低年金は3276リラから4289リラに引き上げられました。

 ここからは一言解説・雑感です。ここでは現牛がありませんが、SSK(民間企業向け保険制度)Bag-Kur(自営業者向け保険制度)の最低年金月額は1500リラでしたので、1882リラになったものと思われます。

 

 今日、3つ目に紹介するAAの記事の見出しは「エルドーアン大統領から(事務系)国家公務員と年金生活者に対する追加給付の奇跡」です。これも今日付の記事で、こちらも抜粋して紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、大統領府で大なわれた閣議後、国民に向けた演説を行いました。

 エルドーアン大統領は、2021年のインフレ率は36%となったと発表されたことを指摘しつつ、「まず、いかなる理由があると言えども、トルコ国民をこのような状況に直面させたことを我々は残念に思っている。」と述べました。トルコ史上、インフレとの最大の戦いを行っている、インフレを最低水準に引き下げたのはAKP政権であることを明らかにしたエルドーアン大統領は、次のように述べました。「トルコで6%まで低下させたことのあるインフレ率を、最短期間で再び一桁台に引き下げることを決意している。インフレ率がこれほど高率となったのは、国際商品価格と生産コストの上昇に加えて、外貨相場の乱高下も影響を与えたことを承知している。」

 エルドーアン大統領は、一人の国民も価格上昇の重圧にさらさなかったし、今後もさらさないこと、労働者をはじめとして国民の収入がインフレ率の押しつぶされることを許さないために特別な対策をとったこと、また、この対策も取り続けることを明らかにしつつ、次のように述べました。「最低賃金で行った50%の引上げはその例の1つである。つまり、最低賃金により、労働者の収入はインフレ率を大幅に上回る上昇を実現させている。この調整は、最低賃金に連動する失業手当、疾病手当など、多くの手当てを連動して引き上げることとなった。公務員給与は、7月~12月のインフレ率の差及び集団契約に応じて28%の引上げを行った。それだけではなく、公務員給与には1月に5%、集団交渉契約期間では2.5%の上昇の、合計7.5%の引上げを追加した。その結果、公務員給与の上昇率は30.5%に達し、さらに社会的支援(手当)を提供することとしている。」

 

 

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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。




















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Last updated  2022.01.04 13:42:47
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