2021.10.19

軽油値上げ、8月の住宅価格指数、エルドーアン大統領の演説、クルチダルオールCHP党首告発と20年前の大統領の発言、リラ安による輸出促進政策、トルコにおける新型コロナウイルス患者発生の587日目の状況

カテゴリ:経済問題

 今日(18日)は、経済面でも、社会面でもいろいろと意味のありそうな記事がいろいろと出ていました。今日はそのうち、軽油の値上げ、住宅価格指数及びエルドーアン大統領の演説に関する記事を紹介します。

 「(AAでは)記事にならない情報」では、今日は新しい話題は余りありませんでした。クルチダルオールCHP党首の脅迫?発言については、エルドーアン大統領がクルチダルオールCHP党首を告発したとのことですが、2001年には、エルドーアン大統領が当時AKP総裁としてトルコ国会で国会議員に対して、先日のクルチダルオールCHP党首の発言とほぼ同じことを言っているビデオが報じられていました。「トルコ人の性格」と言うことなのか、政府・政権が官僚に無茶なことをやらせていて、野党はそれを批判するという構図は同じで、「2001年に批判していた人が、2021年には全く同じ批判を受ける人になっている」という役割の交代があるだけです。その他にはF35開発で閉め出されたトルコから出された「F1640機購入し、80機を近代化(バージョンアップ)する」という提案を、アメリカ政府も肯定的に見ているというニュースがありました。

 一方、経済の面では、リラ安の進行がいろいろな部分で悪影響が出ているという指摘があり、一番問題なのは、最低賃金で働いている人、年金生活者など、定額で、かつ、低額の収入で働いている人はインフレの悪影響をもろに受けているという指摘と共に、トルコ中央銀行を含む、トルコ政府はリラ安によって輸出を拡大しようとしている、そして、輸出増加によって外貨収入を増やし、外貨準備高を高め、また、経済成長率を一層高めようとしているという分析が行われていました。と同時に、「リラ安による輸出増加」は、部品・原材料、さらには資本財の多くを輸入に頼っているトルコでは、「遠からずして元に返る」ではないのですが、結局回り回って、インフレや原材料の値上がり等を通じ、購買力の低下した消費者と共に、生産面でも低下が現われることになるという指摘もありました。つまり、「利下げによってトルコ経済を浮揚させる」といエルドーアン大統領の理論は実現しないものと予測されています。

 なお、最新の世論調査アンケート結果がアヴラシア調査会社(明らかにCHP寄り)の結果では、「態度未定・投票に行かない」という回答を残した状態で、AKP24.9% CHP24.7%、善良党11.6%、HDP9.1%、MHP5.7%とのことでした。AKPCHPがほぼ同率となり(AKPの低下継続)、選挙同盟で言えば、共和同盟(30.6)と国民同盟(36.3(+他の4))となっています。一方で、「トルコ人独特?の危険な兆候」も現われています。イマムオール大イスタンブル市長が全国遊説を行っています。あたかも大統領候補であることをアピールしているかのような行動です。本人がそのつもりであるとしても、「6党合意の精神を実現するため」に大統領になろうというのであれば特に問題ないと思いますが、「エルドーアン大統領の後釜(=権力を手に入れること)」を狙ったものであれば、大混乱を生じさせる、非常に危険な行動となります。いずれ、その意図が明らかにされると思われます。

 今日はアナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1~3の記事を紹介します。

1  軽油に23クルシュの値上げ

2 8月に住宅価格指数は3.9%上昇した

3 エルドーアン大統領は、『2021年を9%の成長で終えることを予測している』と発言

4 エルドーアン大統領は、“政治的殺人の主張”取調に関して文書で回答した

5 エルドーアン大統領からクルチダルオールCHP党首に関する告発

6 カンデミルAKP副党首及びダーAKP副党首が記者会見を行った

7 逃亡者として捜索されているセダット・ペケル(犯罪組織首領)に関する逮捕状が出された

8 アンタリヤに来た観光客の数は800万人を越えた

9 イシクル(トルコ版ハローワーク)は、100万人に仕事を見つけた

 

 1018(最初の患者確認から587)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。

今日の検査件数:  351,165

今日の感染者数:  29,240

今日の死者数:    214

今日の完治者数:  26,539

 

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 今日、最初に紹介するAAの記事の見出しは「軽油に23クルシュの値上げ」です。今日(18)付の記事です。抜粋して紹介します。

 エネルギー石油ガス供給所使用者組合(EPGIS)から得られた情報によれば、アンカラでは平均価格が7.99リラで販売されていた軽油1リットル当たりの販売価格は8.22リラになります。 軽油1リットル当たりのイスタンブルでは7.93リラから8.16リラに、イズミルでは8.01リラから8.24リラに、それぞれ引上げられます。

 ここからは一言解説・雑感です。1リットル当たり0.23リラ(23クルシュ)の値上げが行われるというだけの話ですが、世界的なエネルギー価格の上昇だけではなく、リラ安の影響が出始めたことを感じさせるニュースで、クルチダルオールCHP党首の「暗い冬」予言が当たり始めたものと、多くの人が感じるのではないかと思います。いずれにしても、「ドル建て価格が上昇し、リラ建て価格は更に一層上昇する」という状況はこの冬は現実のものとなりそうな状況です。

 

 今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「8月に住宅価格指数は3.9%上昇した」です。こちらも今日付の記事です。

 トルコ中央銀行(TCMB)20218月の住宅価格指数統計を発表しました。

 トルコにおける住宅の視認可能な特性の時間による経過を確認しつつ、品質への影響を排除した価格の変化を確認する目的で計算されている住宅価格指数(KFE2017=100)は、2021年8月には、前月と比べて3.9%上昇して192.6ポイントとなりました。昨年同月と比べた場合には、33.4%上昇したKFEは、同期間に実質的(管理者注:インフレ調整後)には11.9%の上昇となりました。

 3大都市圏の住宅価格指数の進展を分析した場合、20218月には、前月と比べた場合、イスタンブルでは4.3%、アンカラでは3.3%、及びイズミルでは3.8%の上昇となりました。また、前年同月比では、イスタンブルでは30.7%、アンカラでは28.5%、イスミルでは33.6%の上昇となりました。

 

 今日、3つ目に紹介するAAの記事の見出しは「エルドーアン大統領は、『2021年を9%の成長で終えることを予測している』と発言」です。こちらも今日付の記事で、非常に長い記事ですので、一部だけ抜粋して紹介します。

 レジェップ・タイイップ・エルドーアン大統領は、アンゴラ・トルコ・ビジネスフォーラムで行った演説で、ビジネスフォーラムが両国とビジネス界代表の幸運となるよう祈りました。

 官民協力によって実現させた都市病院がトルコ人だけではなく、外国からの訪問者にもサービスすることを説明したエルドーアン大統領は、次のように述べました。「KOVID-19流行が頂点に達したと言うことができる2020年には、多くのG-20諸国がタオルを投げた時に、我々は1.8%の成長により、最も高い成長率を記録した2番目の国となった。これが偶然の成長ではなかったことを2021年第1四半期に7.2%、第2四半期は21.7%の成長率を記録したことによって示した。神のご加護により、2021年を9%の成長で終えることを見込んでいる。」

 エルドーアン大統領は、トルコが無人機技術において世界でも最も成功した3ヶ国の中にいることを明らかにしつつ、次のように述べました。「アクンジュ社の参加により、1段階高いリーグに移ったIHA(無人機)航空隊が軍事無人機システムに参加したことにより、神のご加護により、世界ナンバーワンの状態にすることができる。世界の中で自国で軍用船を設計、建設でき、そして管理・修理できる10ヶ国の1つである。現在、世界のトップ100社の防衛企業リストの中にトルコから7社が入っている。今後、新しいタイプの潜水艦が活動を開始することを計画している。自動車産業ではトルコ設計の電気自動車を2022年末に大量生産を開始することを計画している。」

 

 

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 今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。




 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。



















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Last updated  2021.10.19 13:06:33
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