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カテゴリ:有機EL照明開発
2008年の照明機器全体の世界市場規模は500億ドルと言われている。このうち170億ドルから200億ドル程度を電球・蛍光灯管・LEDのような照明デバイスが占める。数年後には、安価な電球照明製品が減少して、価格の高いLED製品が普及してゆくため、この市場規模は約2倍になると予測する。日本の市場規模は世界の約10%弱程度である。
電球・蛍光灯管のような照明デバイスのメーカで、売り上げが大きい大手メーカとしては、フィリップス、GE、OSRAM、パナソニック、東芝ライテック、欧州Havells Sylvaniaなどが主要メーカである。照明器具メーカとしては、パナソニック電工、フィリップス、米Lithonia Lighting、米Cooper Lighting、東芝ライテック、GEなどが主要メーカである。 現在の世界の照明デバイスの市場の約85%が電球、12%が蛍光灯、2%が電球型小型蛍光灯である。 温暖化防止・石炭発電からの水銀汚染防止という環境面からの電球規制と、固体素子照明の技術開発・標準化の進行状況から、2012年の世界のFPD・TV向けバックライトや自動車向け照明を除いた一般照明機器市場の約10兆円の中で、LED照明機器が3100億円、有機EL照明機器も3400億円程度になると予想される(換算レートを1ドル=100円として)。2012年以降は水銀汚染の低減のための蛍光灯の使用の制限がスタートする可能性もあって、LED照明機器と有機EL照明機器の普及はさらに加速するであろう。 ------------------------------------------- セミナーのご案内 次世代LED照明 その技術開発の現状と展望 ~進化する白色LED照明技術と製品展開について~ 日 時:2009年5月11日(月) 10:00-17:00 会 場:総評会館 201会議室 50名様先着順受付 企画・主催:グローバルネット株式会社 内容の詳細と申し込みは下記です。 http://gncnet.jp/semi20090511/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/04/09 06:36:51 PM
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