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イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

インド食◆高級インド料理

インドで食べたもの-高級インド料理

お勧めできるのかできないのかよくわからないが、行ったお店で一番高かったのがデリーのChor bizzarreと言うカシミール料理レストラン。高級ホテルの中にある高級店だ。ロンプラのお勧めで、もうひとつ高級店として載っていたKarimというデリー料理の有名な店とどっちにしようか迷ったのだが、カシミール料理ということで、今後もカシミールに行く機会はちょっとなさそうだし、と思って行ってみたのだが。結果はまあ、デリー料理とあまり違いがわからなかった。(まあインド料理の肉料理というセクションは基本的に北方が起源だからってのも)

本の説明はざざっと目を通しただけで、おぼろげに目星をつけていたカシミール料理ではなく、いろんなものが食べれるからということでついついセット料理にしてしまって、運ばれて来たらなんかどれもこれまで食べたことのあるものばかり・・・という選択の失敗もあったが。

食べたのは今日のセット500ルピー!約1200円!やはり安食堂とは一桁違います。内容からして絶対量が多そうと思って、二人で一人前を食べるつもりで注文したらわけっこはできないからもう一人分何か選べと言われて、もう一人分はベジ料理の盛り合わせにした。

最初にベジ料理が来た。炭火の香りが香ばしい!パニールのティッカをそこで始めて食べたがとてもおいしくて今まで食べなかったのを悔やむ。パニールに松の実が詰まってたり、ジャガイモになんか詰まってたりと詰め物料理とかも目新しいし、高級店ならではと言う感じもしてコレは正解だった。

そして今日のセット、前菜にタンドーリチキン丸一本!これはうまかった。タンドーリなんて世界中のインド料理でやってるし、自分で作ってもカレーと違って比較的失敗がなくできるからと、現地にいながらそれまで食べなかったのでなおさら。しかしここまでですでにおなかいっぱいの悪い予感・・・。

さらにやってきたカレーたち、一つ一つがその辺の食堂の単品カレーぐらいの量。これが5つ来た。つーか、キターって感じ。やられた。食べれません!この量、はっきりいって異常!5人前はあるだろ!食べれなかった分の金返せ( ゚Д゚)ゴルァ!!って感じ(まあ高級店でこのお値段じゃ、量が少なくても妥当だとは思うが)。


高級レストラン


さらに店は欧米人だらけ。日本人もいた。ウェイターに「日本人はコレ全部食べれないでしょ?」って聞いたら「食べるよ」と。ほんとか?
食べ過ぎないように、気をつけてください日本人。いくら辛くなくても、衛生面をきちっと管理した安全な食品であっても、日本では絶対ありえないような沢山のスパイスが一気にどっと体内に入ってきたら、下痢しますからね。薬みたいなものですから、スパイスは。

隣のテーブルでは日本人がしゃべってて、「おなかいっぱいだねー」とか言っていたのだが、そのうち一人の人がこんな講釈を始めた「日本のインド料理は油を沢山使ってて重いんだけど、本場のはもっとヘルシーなんだよ。だからすぐに消化できるよ」と。
なんじゃそりゃ?南インド料理にはもしかしたらそれは言えるかもしらんが、お前が食うとる店は思いっきり北インド料理、クリームやらバターをたっぷり使ってヘビーなことで知られたカシミール料理じゃ!!何気なく聞いててあきれ返ってひっくり返りそうになったわ!!

シッタカ話に突っ込みたい衝動を抑えつつ知らないふり(日本人じゃないふり)をしてた。そのテーブルに皿を提げに来たウェイターが日本語で「オナカいっぱいでショ?インド料理はトテモ重いデスからネ」と言ったので、そいつがどう返すか耳をそばだてていたのだが、何も言わなかった。ははん!付け焼き知識にぼろが出るのを恐れたらしい。
まあイタリア人にも生半可な知識を見せびらかして自慢そうにしていたり、実際に周りの無知な人が信じてしまって尊敬されているようなやつがいて不快に思うこともあるが、いるよな、日本にもこういうの、と思い出してしまう一こまだった。

ちなみにここの店員はとてもフレンドリーで、突っ込んで聞くといろいろ正直に答えてくれておもしろかった。「カシミール料理って言うけど、なんかあんまり特徴が出てないような・・」と言ったら、「はい、この店は観光客がいっぱい来るので、彼らに合わせてマイルドにしてますね。私はデリー人ですが、本場のカシミール料理は辛くて食べられないです」とか。
まあほんとにデリー人にとってカシミール料理が特に辛いのかはよくわからないが、店の料理を観光客向けとはっきり言ってしまうところがかわいいインド人である。こんな高級店でも英語はインド標準アクセント(笑)だったし。

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