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イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

ネパールで食べたもの

ネパールで食べたもの

前にも書いたようにネパールに入ってから風邪を引いたので、トゥクパと果物とドーナツ(まずかった)が最初の食事だった。
ちょっと回復して水牛のモモ(チベットが起源の餃子)を食べてみたが・・・まずい。生ニラの味しかしなかった。
ネパールのモモ
ネパール人はニラとかにんにくが大好きみたいで、食べ物屋のそばを通ると必ずそういう匂いがかなりきつく漂ってくる。たぶんコレデモカ!というほど入れてるな、と。それがネパール料理を避けがちだったひとつの理由でもある。そのほかに食べたネパール料理というと、ポカラのトゥーリスティックなレストランでのターリーだが、いまいちインド料理との違いがわからなかった。

ネワリ料理の作りおきがずらりと並んだところを見たことがあったけど、残念ながらそのときおなかがすいてなくて試さなかったが、やっぱり色がカレーっぽくって、あまりそそられなかった。ネワリ文化と言うのはあまりヒンディ文化に影響を受けていないネパールの地元文化だ。私たちが見たインド食文化との違いは、豚(イノシシ?イノブタ?)を食べることと、水牛を食べることか。
タンセンやバイラーワのような田舎町では夜8時も過ぎると真っ暗になって人気も消え、このイノシシのような豚のような生き物が「ブヒーブヒー」と言いながら走り回っててかなり不気味だった。

また、このあたりの国ではまだ電気も冷蔵庫も普及していないので、家畜を殺して解体したらすぐに売る。取れたての新鮮な肉と言うわけだ。フリーページにも書いたが、この新鮮な肉と言うやつはくせものだ。肉というのは温度の低い冷蔵庫に長時間寝かせておくことでやわらかくなってうまみが出る。肉の熟成と言うやつだ。新鮮な肉だと硬いのであまりおいしくない。日本で売られている肉はすべて十分寝かせてある。イタリアの田舎では寝かせ方がちょっと足らない。ネパールでは殺してすぐに売られる。夫に言わせれば「肉の味に殺されたときのアドレナリンを感じる」らしい。ほとんどすべての店が「牛肉」と言いながら水牛の肉を出すこともあり、ネパール滞在の終わりのほうにはすっかり期待もうせてしまった。
イノブタ朝締めのイノブタ(笑)

さて何を食べたと言うと、まずポカラでは、中華料理、韓国料理、和食、チベット料理。中華は好きなので2回行った。韓国料理もおいしかった。「ソウル・トゥッペギ」という店だ。ピビンパはお米が日本米みたいでモチモチしていたが、プルコギの肉は水牛だった(頼むときほんとの牛の牛肉ですね、って確認したのに)。
和食はアニールモモという店でカツどんと焼き鳥を食べたが、いまいち。米はインド米だった。しかも日本人のおっさん二人が大声でおっさん話に花咲かせててすごくうるさかった。店員さんに「地球の歩き方」を借りてカトマンドゥの日本食をしっかりチェック、期待に胸が躍る。
軽食に寄ったチベット料理は巨大揚げ餃子・・・まあ、見た目どおりの味と言うか。
チベット揚げ餃子

朝は必ずパン類を食べた。西洋人向けにベーカリーがたくさんあって、なかなかいける。クロワッサンはまあ折り方も素人っぽいなんちゃってっぽいんだけど、イタリアのぱさぱさのものともまた違って私は好きだった。もともと私はパンが好きなのだ。なぜかイタリアのパンはまずいものが多くて食傷だが。取り戻すように毎朝食べた。そのために昼が食べられなくなっても、だ。
夫は食パンが好きで焼き立てっぽいやつを食べてみたけど・・・バターっぽくて甘くて、イタリアの「パンブリオッシュ」みたいだった。食パンだけはイケテナイ。
人気店の「ジャーマンベーカリー」のアップルシュトゥルーデルは文句なし。

アップルシュトゥルーデル

ポカラやカトマンドゥでも10時を過ぎたら飲食店はすべて閉まって静まり返る。インドでは場所によっては12時まで開いている店もあった。

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